山形の板垣さんがへびつかい座に突発天体発見2023/06/02

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5月も間もなく終わろうとする31日22時過ぎ、山形県の板垣公一さんがへびつかい座に14.3等の突発天体を発見したとのこと。

同日夜に月を観察した後、少しずつ雲が増えて結露も多くなったため望遠鏡を架台から下ろし、配線も解いて小休止。夜半になっても雲が引かないなら片づけようと考えていました。ところが板垣さんの発見情報が入ってきたため急きょ再度組み立て、撮影することに。相変わらず雲が出たり消えたりしましたが、明け方に向かうにつれて少なくなってくれました。

該当する突発天体は青白い星として写りました。矮新星でしょうか?発見から1.5時間後の撮影でしたが、鏡筒など外気に曝されやすい部分が湿ってしまうほど湿度高め&気温低めで、なかなか厄介な時期です。

線状降水帯が何度も発生した一日2023/06/02

20230602-1040降水レーダー
本日は予報通り四国や本州太平洋側で大雨警報が出っぱなしでした。朝から悪名高き線状降水帯(線状降雨帯)が頻発し、次第に東へ移ってきています。今夜から明日は関東にも出るかも知れないとのこと。左は気象庁サイトからの引用で、本日10:40の降水レーダー画像。赤実線の楕円が発生中の線状降水帯で、このころ(地図上では)最も長くなりました。

直近の線状降水帯は今年3月22日未明に沖縄本島北部付近で発生した今年最初のもの。また去年の最後は9月23-24日の愛知・静岡両県に大雨をもたらしたものです(参考資料)。

今年5月25日からは線状降水帯の発生予報を最大30分早く発表することになり、先行予報は実況と区別して赤点線の楕円で描かれます。早めに注意を促すのは良いことと思いますが、前々からこの類いの予報がレーダー画像と著しく乖離していることが気になっていました。

気象庁によると、2023年6月初旬現在、線状降水帯を含む「顕著な大雨に関する気象情報」の発表基準は以下の通り。

    10分先、20分先、30分先のいずれかにおいて、以下の基準をすべて満たす場合に発表。

  • 1.  前3時間積算降水量(5kmメッシュ)が100mm以上の分布域の面積が500km2以上
  • 2.  1の形状が線状(長軸・短軸比2.5以上)
  • 3.  1の領域内の前3時間積算降水量最大値が150mm以上
  • 4.  1の領域内の土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)において土砂災害警戒情報の基準を超過(かつ大雨特別警報の土壌雨量指数基準値への到達割合8割以上)又は洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)において警報基準を大きく超過した基準を超過


20220922降水レーダーの推移
去年9月22日の静岡の例を挙げると、右図のような経過でした。22日夕方にはもう結構な雨量で、右図は22日22時、23日0時、23日2時、そして線状降水帯がレーダー図に描かれた5時の図。もちろん前夜から大雨警報は出ていた訳ですが、これだけ線状降水帯という言葉が独り歩きしてしまうと、人間は返って「まだ線状降水帯が出てないから、ギリ大丈夫」と心理的バイアスをかけて思い込みがちです。

右図では大雨エリアがゆっくり移動していることや細長くないことが線状降水帯判定に引っかかっていたのかも知れません。降水がすっかり少なくなった5時時点でなぜ降水帯が発生したと判断したのかも不可解です。このときはさすがに「判定ロジックが間違っているのでは?」と疑いましたが、レーダーやアメダスなど実際の総合判定がどうなされたのか一般人には不明ですから、真相は闇の中…。

いずれにせよ、あまり線状降水帯という言葉に縛られ過ぎないほうが良いと考える次第。レーダー上の赤円も、線状降水帯ではなく「大雨危険エリア」を描いたほうが良いのではと常々思っています。