雲間のマイナス三日月2021/04/09

20210409夜明けの月
昨夜は晴れ間が多かったのですが、強めの風が未明まで残っていたため吹きさらしで長焦点観測は困難でした。ということで、三日連続の「夜明けの月」を待つことにしました。さすがに今朝の月は低空過ぎて自宅からは絶対に無理。見晴らし良い近所の広場に出かける必要があります。ところが明け方前に湧いた雲が空全体を覆い、ギリギリまで悩む結果になりました。

月の出30分前になってようやく雲が引いてきました。このペースならいける!そう信じ、機材を抱えて出かけることに。現地に着いて東を見るとまだ月は見えません。頭上は綺麗に晴れていたので間もなく月も木々の間から姿を現すだろうとしばし眺めていました。

でも、10分経っても20分経っても見えないじゃありませんか…。明るくなってきた低空を見ると…なんと月がある方向だけ雲に覆われていました。雲が闇に紛れて全く見えなかったのです。しかもその雲は非常に動きが遅かったのでした。万事休す!?

20210409夜明けの月
細い低空の月は1分2分が勝負です。今朝の月齢は26.4、およそ「マイナス三日月」くらいでそんなに細くないものの、天の赤道より南にあったため南寄りに昇って高くならない位置なのでした。

かなり明るくなり雲の存在もはっきり見えるころ、ようやく雲間の月が見え出しました。高度3°くらいから撮影する予定が、すでに6°近くまで昇ってしまいました。延々と雲がかかってましたから、やむなく雲越しに撮影。直前まで全天曇りだったことを考えれば、記録できただけましと言えましょうか。

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