昨夕の月と尾流雲2021/02/15

20210214夕方の月
今日2月15日は予報通り朝から雨になりました。昨夜から今朝にかけて気温はほとんど下がらず、ずっと10度以上をキープ。今春初めて「暑い!」と感じた夜でした。

左画像は昨夕に雲間から見えた月。18時少し前の撮影で、撮影時の太陽黄経差は約30.51°、撮影高度は約19.4°、月齢は2.58。小さい像ながらも多段階露光を用いて、月の表面模様を白飛びさせること無く地球照まで一緒に写し込みました。

前夜の月に比べ、当然太くなっており、また太陽から離れたため高い位置で撮影できました。そのぶん地球照が写せる暗さまで待つことができ、前日よりはっきりしていますね。街中撮影では低空に障害物が多く、できるだけ細い状態の月を地球照付きで撮影するには、月齢や撮影時期を見極める必要があるのです。

20210214日没後の尾流雲
ところで、月撮影直前の空は右画像のように尾流雲が立ち込めていました。自分の街の上空ではありませんが、空にあったほとんどの雲から流れ出ていたので不気味に感じました。かなり広範囲でダウンバーストもどきが発生していたのでしょうか。昨夜の気温が下がらなかったこととも関係がありそうです。

空を見ているといろいろなことが分かり、同時にいろいろな疑問も溢れ出てきます。

【17時追記】
午後は台風のようでした。近くのアメダスボイントによれば、1時間降水量最大値は15.0mm、最大風速は13.2m/s、15時から2時間の間に気温が5.3度も下降しました。強い風雨の中で下校しなくてはならなかった小学生たちがかわいそうでした。