エッジオン銀河めぐり ― 2021/02/11
昨夜から今朝にかけても天気が持ってくれたので、一晩前に続き銀河を幾つか撮影。今回は「メジャーになりきれないエッジオン銀河」に絞ってみました。(上D・E・Fとして、過去に撮影した「メジャーなエッジオン銀河」も掲載してあります。)
上A画像はしし座のトリプレットとしてまとめられがちなNGC3628。単独で撮影されることはほとんど無いんじゃないでしょうか?今回は敢えてM65・M66を外しました。三次元的な姿がにわかには想像できない複雑な構造してますね。上B画像は3つのエッジオン銀河がまとまっているNGC4216(中央)、NGC4222(左上)、NGC4206(右下)。なかなか贅沢な眺めです。カメラの収まりも良いので気に入っています。しし座のトリプレットから東に13°あまりしか離れていないんですよ。マルカリアンチェーンのすぐ西側です。
上C画像はNGC5907。りゅう座に位置する結構大きなエッジオン銀河です。中央明るいところになぜかNGC5906という別の番号が付いているため、NGC5907で検索しても出てこない場合があります。銀河のエッジに見える黒い暗黒帯が好きなのですが、暗黒帯を伴わない(見え難い)エッジオンもありますね。NGC891のような「完璧な真横」なら明るい銀河核の中央を暗黒帯が横切るけれど、このNGC5907のように少しだけ傾いていると暗黒帯が背景宇宙と接してしまい、遠目には明るい部分しか存在しないように見えます。「暗黒帯の無い、ひと回り細身の銀河」として感じてしまうのです。前出のNGC4222も同様かも知れませんね。
昨夜から今朝はシーイングがかなり悪くて、いくら丁寧にピントを合わせても星像がボケボケ。細部をうまく写せず、とても残念でした…。
今日の太陽とハロ現象 ― 2021/02/11
朝から晴れていますが透明度は悪く、また風が強いです。昼過ぎ時点で7m/s超え。ようやく近所の梅が咲き始めたのに飛ばされてしまいそう。
左は10:15頃の太陽。活動領域はありません。昨日小さな黒点が出ていたところはもう消えてしまいました。可視光では白斑が残っているようです。左下リムのプロミネンスは消えてしまいましたが、右下と左上に立派なものが出ていました。昨夜に続いてシーイングが最悪なので、詳細が分からず残念。
【夕方追記】
午後遅くなって薄雲が広がり始めました。低くなった夕日の左側に細くたなびく雲があり、しばらく見ていると明るくなり始めました。そう、左側の幻日です。眩しさを覚えるくらい明るくなりました。右にも雲はあったけれど量が足りなかったからか、幻日は見えませんでした。
左は10:15頃の太陽。活動領域はありません。昨日小さな黒点が出ていたところはもう消えてしまいました。可視光では白斑が残っているようです。左下リムのプロミネンスは消えてしまいましたが、右下と左上に立派なものが出ていました。昨夜に続いてシーイングが最悪なので、詳細が分からず残念。
【夕方追記】
午後遅くなって薄雲が広がり始めました。低くなった夕日の左側に細くたなびく雲があり、しばらく見ていると明るくなり始めました。そう、左側の幻日です。眩しさを覚えるくらい明るくなりました。右にも雲はあったけれど量が足りなかったからか、幻日は見えませんでした。