Xmasなのに離れ始まった木星と土星、でもLOVEさえあれば… ― 2020/12/23
昨日22日夕方もまた天気に恵まれ、木星と土星の接近を拝むことができました。これで8日連続観察成功です。
左は17:20頃の撮影。今回は予定より少し早めに撮影しました。というのも、17:30を過ぎるとイオが木星に重なってしまうことと、大赤斑が縁に近くなってしまうからです。イオはどうにか本体から分離しましたが、低空の悪シーイングで大赤斑ははっきり分かりません。なおエウロパは木星の裏側でした。
撮影時の惑星間離角は約7.26′角。一日前より木星直径程度離れましたが、ピンときませんね。十分近いです。数日経てば「離れてきたな」と感じるでしょう。
前夜同様、やぎ座α星と一緒に撮ってみました(右画像)。写真ではα1α2と比べて少し離れていると分かるのですが、肉眼や双眼鏡では違いが分かりませんでした。明るさが影響しているのかも知れません。
また(私の目の場合ですが)、星が縦方向に滲む傾向があるため、21日の土星は見づらかったけれど、22日の土星ははっきり分かりました。首を傾けるとにじみも回転しますから、「顔由来」ということになるでしょう。人間の目が横長であることも関係ありそうです。
接近の観察後、少し疲れていたけれど時間に余裕があったため、久しぶりに月を眺めました。22日は月面Xと月面LOVEが両方見える日。ただし全て昼間のうちに現れてしまいました。惑星接近がなければ青空の中で撮影することもできたのですが、機材を惑星会合観察用に全投入していますから他のことが殆どできません。少なくとも天体が西空側に来てくれないと観察すら不可能なのでした。19時を過ぎると西に設置した望遠鏡で月を補足できたため、撮影したのが下A画像、欠け際にマーカーを入れたのが下B画像です。※Eの文字は逆さになってますからご注意。シーイングは悪かったけれど、月の高度があったためそれなりに写りました。
案の定どの地形もやや光が当たりすぎている感はありました。特にE地形はソシュール(Saussure)Dクレーターが全周つながってしまい、E文字が崩れかけていました。でも文字たちが勢揃いしていると嬉しいですね。月面グーも見えますし、点々ハートマークももうちょっとで完成しそう。少し早いけれど「X'mas with LOVE」の全地形が入っていて素晴らしいタイミングです。(※各文字地形個別のチャンスは年に数回あるけれど、今回のようにクリスマスまでの10日間のどこかで月面X&LOVEがほぼ同タイミングで揃う機会は2026年12月16日宵まで起こりません。)
左は17:20頃の撮影。今回は予定より少し早めに撮影しました。というのも、17:30を過ぎるとイオが木星に重なってしまうことと、大赤斑が縁に近くなってしまうからです。イオはどうにか本体から分離しましたが、低空の悪シーイングで大赤斑ははっきり分かりません。なおエウロパは木星の裏側でした。
撮影時の惑星間離角は約7.26′角。一日前より木星直径程度離れましたが、ピンときませんね。十分近いです。数日経てば「離れてきたな」と感じるでしょう。
前夜同様、やぎ座α星と一緒に撮ってみました(右画像)。写真ではα1α2と比べて少し離れていると分かるのですが、肉眼や双眼鏡では違いが分かりませんでした。明るさが影響しているのかも知れません。
また(私の目の場合ですが)、星が縦方向に滲む傾向があるため、21日の土星は見づらかったけれど、22日の土星ははっきり分かりました。首を傾けるとにじみも回転しますから、「顔由来」ということになるでしょう。人間の目が横長であることも関係ありそうです。
接近の観察後、少し疲れていたけれど時間に余裕があったため、久しぶりに月を眺めました。22日は月面Xと月面LOVEが両方見える日。ただし全て昼間のうちに現れてしまいました。惑星接近がなければ青空の中で撮影することもできたのですが、機材を惑星会合観察用に全投入していますから他のことが殆どできません。少なくとも天体が西空側に来てくれないと観察すら不可能なのでした。19時を過ぎると西に設置した望遠鏡で月を補足できたため、撮影したのが下A画像、欠け際にマーカーを入れたのが下B画像です。※Eの文字は逆さになってますからご注意。シーイングは悪かったけれど、月の高度があったためそれなりに写りました。
案の定どの地形もやや光が当たりすぎている感はありました。特にE地形はソシュール(Saussure)Dクレーターが全周つながってしまい、E文字が崩れかけていました。でも文字たちが勢揃いしていると嬉しいですね。月面グーも見えますし、点々ハートマークももうちょっとで完成しそう。少し早いけれど「X'mas with LOVE」の全地形が入っていて素晴らしいタイミングです。(※各文字地形個別のチャンスは年に数回あるけれど、今回のようにクリスマスまでの10日間のどこかで月面X&LOVEがほぼ同タイミングで揃う機会は2026年12月16日宵まで起こりません。)