今日の太陽とSOHO画像内のエラスムス彗星2020/12/19

20201219太陽
昨夜から今朝は宵のうち雲が多かったものの、その後はほぼ快星でした。今朝からゆっくり雲が出始め、午前中の太陽観察は中止。午後のわずかな晴れ間に何とか観察できました。

20201219太陽リム
左は13時過ぎの撮影。かなり甘い像ながら、なんとか活動領域12792と12793の場所が分かります。可視光でも黒点は見えないようですね。右上と右下リムにプロミネンスが出ているようですがはっきりしませんでした。

大きな黒点があった12786が左リムに現れた11月22日から今日で27日目。同じ活発な領域がまもなく現れるでしょう。どうなってるか楽しみです。

20201218_2142_SOHO-C3
ところで、明け方の超低空で大化けしていたエラスムス彗星(C/2020 S3)が、太陽観測衛星SOHOのLASCO-C3カメラに写り始めましたので右に引用します。履歴を確認すると18日3:06UT(12:06JST)の画像から写り始めていたようですね。

大幅な増光で、一時は「崩壊するかも」と囁かれたようですが、無事生き残っていました。しかも想像より明るいじゃありませんか。彗星はまだ日本から見える位置なのですが、日の出30分前にようやく地平線上に顔を出すので、事実上は見えません。今後夕空側に回るけれど、やはり低いまま暗くなってしまうでしょう。見えていれば今年何個目かの肉眼彗星になったかも知れないのに残念…。

それから画像に写っている水星もこれから夕空にまわり、2012年1月10日ごろ木星と土星と共に相互3°未満まで大接近します。ただし日没時でも10°程度の高度ですから、惑星三つ巴の観察はかなり困難でしょう。

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