今日の太陽とハロ2020/09/03

20200903太陽
昨夜は曇り時々雨。せっかくの満月なのに全く見えませんでした。今日も朝から怪しいお天気。にわか雨や雷もありました。午後になると雲が取れる時間が現れたので、暑い中でもすかさず太陽観察です。ただし風が強く望遠鏡ブレまくりで難儀しました。

20200903太陽リム
左は14:40前の太陽。活動領域はありませんが、北半球に広がる広大な対流領域はいまだに健在で、太陽観測衛星の画像ではあちこちからコロナが吹き出して面白いです。点在するダークフィラメントはちょっと弱くなってしまいましたね。プロミネンスは小さいものばかりでした。

【夕方追記】
夕空の天気を確認しにベランダへ出ると、巻雲に抱かれた太陽と共に左の幻日が見えていました。右ははっきりしません。これだけ巻雲があっても内暈が見えないので、氷粒の形状が通常と異なるようです。

  • 20200903夕空

    A.夕方の西空
  • 20200903幻日

    B.左の幻日


今日の太陽2020/09/04

20200904太陽
昨夜から今朝も雲が多い空。方向によっては一時的に星がよく見えましたが、長い時間は持ちません。雲間から星を結んで過ごしました。今朝からは雲が残ったもののよく晴れています。熱中症警戒アラートが出たため、知人の中学校では体育祭が延期になったとのこと。

そろそろ彼岸も近くなり、南東の窓から朝のうちに太陽観察可能になってきたので、今日は午前中に行いました。

20200904太陽リム
左は9:30頃の撮影。午後よりも大気が落ち着いてることを期待しましたが、この暑さでは焼け石に水でした。活動領域はありません。プロミネンスもほとんど無し。左下リム近くにごく小さなプラージュが見えていた程度です。

20200904薄明光線・反薄明光線
【夕方追記】
西側に巨大な積乱雲があって、その上部に鉄床雲。そこからたくさんの薄明光線と反薄明光線が伸びていました。当地・茨城県からは西側に積乱雲が発生しやすいため、夏のおわりを中心にこうした夕景が頻繁に見られます。この積乱雲がどちらへ向かうかによって今夜の天体観察が左右されるわけですが…。

火星と並んだ美しい月2020/09/05

20200905_20792月
昨夜は雲が多くなったり少なくなったりの繰り返し。でも明け方に向かって回復傾向でした。満月を数日過ぎて欠けてきた月が南中を過ぎる頃、撮影してみました(左画像)。火星と並び、なかなか美しい光景です。

秋の空気が入ってきたためか大気のゆらぎは大きく、像に締まりがありません。それでも艷やかな秋の月を楽しむことができました。明け方近くになると涼しくなるため、心身ともに心地よい季節。

危難の海北側のクレオメデスやメッサラ、南側のラングレヌス、ペタヴィウス、フルネリウスなど大型クレーターたちが夕方を迎えています。5日夜中から6日明け方には好条件で月面Kも日没を迎えます。既に形がたどれますので見つけてみてください。

月の西リム沿いにもたくさんの光条を見つけることができますね。北部のピタゴラス・クレーターに穴が空いているように見えるんですが何でしょうか?何万回見ても見飽きない月面です。

火星も撮ろうかなと思ったところでPCも自分も電池切れ。元々シーイングが悪かったので良像は望めなかったでしょう。

今日の太陽2020/09/05

20200905太陽
今日も朝から暑くなりました。当地・茨城では日本の近くに台風が来てるなんて感じはしませんが、午前中の雲の変わり身が目まぐるしく、何らかの不穏さは見て取れます。

20200905太陽リム
左は14:30頃の太陽。頻繁に通過する雲間をぬって撮影しました。活動領域はありません。右下リムに背の高いプロミネンスが見えています。北半球のダークフィラメントも健在。