昨夜は月面Ｘデーでした（→アーカイブ「月面文字地形の観察」参照）。ただし日中に月が昇った時点でもうＸ地形に日が差していたため、Ｘ地形がだんだん現れる様子を見ることはできませんでした。（そうであっても楽しみなんですけどね。）

蒸し暑かった当地・茨城県南部は日没頃から湧き出した雲が空を覆い、薄暮中の月の周りにとても美しい光環が見えました。ただ、ひっきりなしに通過する雲によってなかなか写真を撮ることができません。執念深く待つこと30分、ようやく晴れ間が訪れ、クリアな月を拝むことができました（左画像）。

Ｘ地形にはだいぶ日が当たっており、Ｘの形らしさは失われつつありました。Ｖ地形も明るいですね。Ｌ地形はちょうどよいくらいですが、Ｅ地形は完全に消失していてます。月面LOVEは本当にタイミングが難しい…。

旧暦七夕だった25日宵にも月面を楽しみましたが、まだアペニン山脈あたりが見えない日照でした。昨夜は良く日があたり、立体感抜群。対象的に、テオフィルス・クレーターの月面グーは立体感が無くなっていました。

今年の中秋の名月は10月1日。一ヶ月あまり先になります。その頃には涼しくなっているでしょうか。