久しぶりに夏の星空を堪能2020/08/12

20200812_26920月
昨夕から今朝にかけ、いつもより透明度の良い夜空が広がりました。唯一の難は4m/sを越える強い風が時折吹いたこと。明け方にかけて弱くなったけれど、それでも思い出したように吹くので閉口しました。

気流はやや乱れていたものの、あまり霞んでない空は久しぶり。夜半に登った月(左画像)を眺めたり、ペルセウス座流星群を探したり、のんびり過ごせました。流星は散在含めて三つほどしか見えませんでしたが、良い空というものは見ているだけで心が落ち着きますね。

宵のうち、ネオワイズ彗星(C/2020 F3)とレモン彗星(C/2019 U6)にも望遠鏡を向けました(下画像)。風が強すぎて星像が肥大したり跳ね回ってしまいましたが、無理やりコンポジットして仕上げました。庭先に望遠鏡を出しただけですから、吹き曝しになって辛いですね…。

ネオワイズ彗星は相変わらず明るく、二種類の尾もまだはっきり見えます。いっぽうレモン彗星は7日の撮影よりは良く写ったものの、やはり勢いが感じられません。10等を下回っているでしょう。なお各像の中央右下に見えるぼんやりしたドーナツ像はフラットミスです。風が吹いてセンサーカバーかフィルター上のゴミが動いてしまったものと思われます。

惑星も見たかったけれど、強風が残ってたことと、望遠鏡をフォーメーションチェンジしなくてはならなかったので、体力的に諦めました。それでもしっかり夏の星空を堪能できた夜でした。

  • 20200811ネオワイズ彗星(C/2020 F3)

    A.ネオワイズ彗星(C/2020 F3)
  • 20200811レモン彗星(C/2019 U6)

    B.レモン彗星(C/2019 U6)


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