西之島の噴煙がどえらい事になってる2020/07/31

20200731西之島
昨年暮れあたりから史上幾度目かの連続噴火を見せている西之島。ほぼ毎日のように衛星を通して観察していましたが、ここ数日はかなり活発です。そして今日も眺めてみたらびっくり。これは尋常ではない…見たことないほどの噴煙量なのです。

昨日から風があまり吹いてないらしく、煙がたなびかずに上空へ伸びる様子が見てとれました。今日は南側へ流れて滞留した煙とも相まって、いっそう毒々しい感じですね。気象衛星ひまわりでもはっきり見えますが、左は米国の地球観測衛星Aquaによる本日の高解像度画像(画像元:NASA-WorldView)。モクモクした煙がとても鮮明です。

かつて数百メートル程度の“岩場”であったこの島も、今や2.75km2まで大きくなりました。噴火のたびに環境が作り変えられ、今はまだなかなか安定して生物が定住できないと思われますが、いつか手つかずの楽園になってほしいと願いつつ。

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