久しぶりに岩本彗星を捉えるも…2020/03/03

20200303岩本彗星(C/2020 A2)
昨夜半まで雨や曇りが続きましたが、またしても今日明け方2時間前位になると晴れ間が広がってきました。3月1日よりコンディションが悪く、そこらじゅう雨で濡れている上に透明度が全く上がりません。それでも満月期前の貴重な晴れ間。有効に活かすべく機材を組み上げて岩本彗星(C/2020 A2)に望遠鏡を向けました。1日にうまく撮影できなかったことが心残りだったのです。

前回失敗したのは望遠鏡設置場所が悪かったから。というのも、グングン動く岩本彗星はもう北極星からわずか十数°の所まで北上しており、しかも夜半過ぎに子午線下方通過するので北側の隣家などに遮蔽され、とても撮りづらい位置でした。私の架台が悪いのか、それとも撮影環境が悪いのかは分かりませんが、北天のガイド撮影はエラーが多くなります。今回は彗星に望遠鏡が向く位置に設置しましたが、やはりガイドが悪く、2等星がやっと見えるような空でこの彗星を写し撮ることはなかなか難しいようです。

それでも左上画像のように相変わらず芯のない彗星像がぼんやり写ってくれました。今後は子午線下方通過する前に明け方を迎えるようになり、もはや夕方撮影向きの彗星となりながら暗くなってゆきます。

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