今日の太陽と2020年初日の出マップ2019/12/31

20191231太陽
昨日は雨のち曇りの天気が続き、今朝まで雲が残りました。太陽が高くなると快晴になり、かなり暖かい年末になっています。昼過ぎの時点で15度に達しました。

20191231太陽リム
左は11:20前の太陽。急速に暖まった大気の揺らぎがとても酷くて細部が見えません。活動領域12753が辛うじて分かります。プロミネンスは右リムやや下側と、左上リムに長細いものが見えていますね。

大晦日の一日、穏やかになって本当に良かったです。明日は初日が見えるかな?

さて、今年の初日の出マップは慌ただしくて描けなかったので、明日2020年の初日の出時刻マップを掲載しておきます。毎年同じように見えるこの地図も同時刻ラインが微妙に東西に揺れ動くのです。星図ソフトなどお持ちの方は試していただきたいのですが、1月1日朝の適当な時刻に固定して太陽を大きめに表示し、年号だけアップダウンさせたときに変化があるかどうか確かめてください。

2020年初日の出時刻マップ
もし太陽位置に変化が無ければ毎年全く同じ時刻に同じ方位から日が登りますが、そうはなりません。閏年まで「黄道に沿って少しずつ西へ」ずれることが分かるでしょう。そして閏年翌年にポンと約1日分東へ戻るのです。(どうしてなのか考えてみましょう。)このせいで初日の出時刻の同時刻ラインは閏年まで少しずつ西へ移動し、閏年翌年にポンともどります。

言い直すと、一箇所で観察すれば、閏年まで初日の出が年々早くなり(年あたり数秒程度です)、閏年翌年に戻ることになるわけです。もっとも、この程度の差は大気の浮き上がり効果(気温や気圧などで効果の程度が変わる)によって有耶無耶にされてしまうでしょう。

コメント

トラックバック