昨夕はいきなりの雨でしたが、ひとしきり降った後は快晴夜になりました。昇っていた月の背後が時々光っていたので、太平洋上に抜けた雲が雷を発生させていたのでしょう。

月が南中する少し前に眺めてみました。左画像は22:30前の撮影で、太陽黄経差は約168.44°、撮影高度は約63.3°、月齢14.41。満月のほぼ24時間前になります。

天気急変後でしたから小刻みに大気が震えていましたが、さすがに高度60°を越えると安定してくれますね。細部まで良く写ってくれました。秤動は左上が中央に寄る方向で、ピタゴラス、パスカル、クセノファネス（ゼノファネス）あたりが良く見えています。また、右上リム近くのフンボルト海もしっかり確認できますね。

今夜の満月も晴れてくれるでしょうか？年内で満月の瞬間を観察できるのは今夜が最後となりますから、とても楽しみです。

参考：
アーカイブ：月の形（黄経差144度以上、180度未満）