気象衛星から見た今朝の濃霧2019/10/30

20191030-0800霧
当地・茨城では昨夜から今朝にかけて晴れ予報が出ていましたが、実際は夜半前から霧が出て、明け方までに濃霧となりました。500m先の街灯も見えなくなるほど濃く、道路を歩くのに危険を感じるほど。もちろん湿度100%、辺り一面雨が降った様にビッショリ。ちょっと歩くと顔がヒンヤリして、小雨を受けている感じでした。

濃霧は関東平野に広く行き渡ったようです。左は今朝8:00の気象衛星ひまわり画像(画像元:NICT/RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。霧と雲との違いが分かるよう、画像処理を工夫してみました。地面に貼り付いて見える、若干ウォームグレイ色をした部分が霧です。動画で見ると雲は流れてゆきますが、霧は地面に貼り付いてあまり動かないことが分かります。

こうしてみると、関東だけでなく長野や近畿、四国や九州の一部にも霧が発生していたようです。関東が濃霧なのは先の大雨洪水被害で土地保水量が多いことも一要因なのでしょうか。交通障害などが起きないと良いけれど、関東圏では一部の電車が遅れているようです。当地は9時過ぎになってようやく薄日が差してきました。スッキリした秋晴れが恋しい季節。

昨日の衛星画像では、日本海北西を通って朝鮮半島を抜けてゆく大規模な黄砂が見えました。今朝9:47までの観測によると、大分で黄砂が確認されています。今年5月21日以来の黄砂飛来となります。西日本は洗濯物に要注意!(※日本は入梅から秋雨終了までの『雨季』に相当する期間、これまで黄砂飛来が確認されていません。)

(追記)その後15時までに富山・金沢・福井・名古屋・津・奈良・和歌山・神戸・岡山・広島・高松・松山で黄砂飛来が確認されました。

参考:
2019年初の黄砂がやってきました(2019/04/05)
まだ黄砂が来ていない(2017/04/23)


コメント

トラックバック