月と地球と空もよう2019/10/15

20191015-1210気象衛星ひまわり画像
当地・茨城は台風19号が通り過ぎた直後の明け方から一時的に晴れたものの、その後は曇りや小雨が続いていました。一日遅れで河川が危険水位に達したり、二、三日経ってから被害の状態が相当酷いと分かってきて、なかなか辛いものがあります。晴れなければ復旧どころか家々も浸水地も乾きません。

左は本日15日12:10の気象衛星ひまわり画像(画像元:NICT)。中央に日本、地球の北極側やや左寄りに満月過ぎの月が見えています。(※この30分後の画像にも地球右側に月が写っていますよ。)事前の計算で分かっていましたが、実際に見てみるとなかなか美しいツーショットですね。大気に接する部分の月が変形している事も分かります。

このところバイカル湖上空のシベリア高気圧の気圧がとても高く、ゆっくり日本のほうへ勢力を広げていました。画像に見えていますが、大陸から吹き出す雲の筋がたくさん見え始まっています。今はまだ雲の開始点が大陸海岸線から離れていますが、この距離が縮まると本格的な冬の訪れ。順調な季節の進み具合ではありますが、生活復旧に数ヶ月以上を要する地域にとって、今年の冬はまさに地獄のようなものでしょう。晩秋の紅葉を楽しむどころか、通行止めで景勝地観光はおろか生活必需品すら買いに行けないところだって多数あります。

気になるのは画像下辺中央、日本の遙か南海上に渦巻く雲。今日になって突如現れたもので、9:00の時点で熱帯低気圧になりました。台風19号のように急発達して更なる追い打ちをかけないかと心配。自然は美しさと恐ろしさが背中合わせです。

参考:
アーカイブ:気象衛星が観た地球(ブログ内)