年間でもっとも台風が多く存在するのはいつ?2019/09/19


台風存在度数
台風発生が少ないのは2月、多いのは8月ですが、これは「発生」件数の月別統計であって、「発生後に台風が存在してるかどうか」は考慮されていません。そう考えて、以前に日々の存在度数を集計したことがありました(→参考:2018年11月1日記事2019年2月15日記事)。

左はそのとき作ったグラフ。念のため書いておくと、気象庁が公開している台風ベストトラックを元に、1951年年始から2018年末まで6時間ごと台風が存在したかどうかをカウント、日単位に串刺し集計したグラフです。度数の年間最小は2月15日でした。では、最大はいつ?

グラフを見ると、夏から秋にかけて「台風が最も存在しやすい」と言える三つのピーク期間が見つかります。度数閾値260で日付を書くと、8月16日−22日、8月28日−9月3日、9月15日−19日。ちょうど今頃ですね。(※68年間×1日4回集計=272なので、度数272以上は「平均的に台風が1個以上存在する日」になるでしょう。)

台風存在度数(接近上陸台風のみ)
この集計を「日本に接近または上陸した台風」に限定すると右の様になりました。全台風グラフと比較してもちろん度数は減りますが、「ピーク幅がやや広がる」「秋彼岸前後にもピークが見られる」といった特徴も見出せます。もちろんピークじゃなければ安心ということになりません。あくまで統計上のお話し。

運悪く、本日も台風17号が発生してしまいました。まだしばらくは適度に緊張を保ってお過ごしください。

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