2019年の台風8号が発生2019/08/02


20190802-0900台風8号
またしても台風の発生です。気象庁によると昨夜「台風になるかも知れない」と発表されていた熱帯低気圧が、本日2日9:00に台風8号「フランシスコ/FRANCISCO」になりました。直前の台風7号発生からちょうど2日後になります。7号はまだ活動中なので、現在アジア圏はダブル台風となっています。

左は発生時9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/画像処理・地図等は筆者)。赤点線円は台風8号中心の直径1000km円を表しています。

予報によれば北西に進むとのことで、小笠原諸島を4日ごろ通過後、6日朝には九州付近まで達する見込みです。ただし6日ごろの進路予報円は近畿から沖縄まで広がっており、どこへ到達するかはまだ分かりません。また暴風圏を伴う強い台風になるようです。関東以西・以南にお住まいの方はくれぐれもご注意ください。

今日の太陽2019/08/02

20190802太陽
昨夜は明るい星しか見えない透明度の悪さで、ときおり空全体を薄雲が覆っていました。今日は朝から晴れていますが、これまたいつもの様に透明度が悪く雲も湧いています。

20190802太陽リム
左は13時過ぎの太陽。活動領域はありません。またプロミネンスもほとんど見えませんでした。極めて静穏です。

今日はなんと12時時点で真夏日地点数が797地点まで膨れ上がってしまいました。16時現在の統計速報では真夏日地点数832、猛暑日地点数236。8月1日の記事に2011年以降の統計を載せましたが、真夏日地点数過去最高値は2015年8月5日の822地点、次いで2012年7月28日の784地点。ですので、暫定ながら本日の記録は2011年以降の最高地点数となります。

少し透明度が上がったので再び二彗星を観る2019/08/03

20190803マクノート彗星(260P)
昨夜から今朝にかけてはここ一週間で一番透明度が高い星空。夕空低く月齢1の月が確認でき、ちょっとテンションが上がりました。とはいえ冬のような空になるはずもなく、冴えないと言えば冴えませんが、最微光星が4等以下なのは本当に久しぶりなんです。

取りあえず仮眠後に、二日前に撮影した二彗星を撮り直すことにしました。街中撮影なので限界はありますが、少し透明度が上がっただけでこんなに違うのかという写りになってくれました。左のマクノート彗星(260P)は南西(右下)に向かう尾の広がりがよく分かります。

20190803アフリカーノ彗星(C/2018W2)
左はアフリカーノ彗星(C/2018W2)。こちらも青緑のコマが良く広がっていました。とても彗星らしくて良いですね。惜しむらくは、露出を少しでも伸ばそうとして、フラット撮影の時間が極端に短くなってしまったこと。せっかく各1時間露出できたのに、結局フラットが良くなくて像の悪化につながってしまいました。

この調子で日に日に空が良くなれば嬉しいのですが…。光害地での天体撮影は一にも二にも透明度が上がらないと成立しませんからね。夜明けの空にオリオンが昇っていたのが印象的でした。

今日の太陽2019/08/03

20190803太陽
朝からよく晴れています。ときおり風が強まるものの、熱風なので涼しく感じることはありません。今日は昨日より真夏日地点数の増加が少し鈍化したものの、12時の時点で759地点、16時には800地点(うち猛暑日地点数は159)に到達しました。

20190803太陽リム
左は13:20前の太陽。活動領域はありません。左上リムにまた大きなプロミネンス群が見えてきましたよ。今度は長続きするでしょうか?

20190803-0706UT-LASCO_C3
7月25日記事にチラッと書いたのですが、本日の金星は「かに座にあるプレセペ星団(M44)」のど真ん中を通過しています。ただし太陽のすぐ近くですから地上からは全く見えません。

太陽観測衛星SOHOのLASCO-C3カメラにその様子が写っています。7:06UT (16:06JST)の画像を右に引用しておきます。