春の宵の細い月2019/04/07

20190407_02360月
5日に新月を過ぎたので、日没後に細い月が出ている頃です。夕方霞んで雲も出ていたため半分諦め心で探してみると…明るい薄暮の空、なんとか探し当てました。

間に合うかどうか分かりませんでしたが、急いで望遠級を組み上げ、辛うじて撮影しました。撮影時の太陽黄経差は23.60°、撮影高度は13°あまり、月齢2.04です。暗い上にシンチレーションは悪く、いつもの倍近くコンポジットしましたがやはり不鮮明でした。まぁ春先なので仕方ないですね。望遠鏡も十分外気に曝す時間がありませんでしたので、これも筒内乱気流の原因となります。

左画像は月の南北(時点軸方向)を上下に揃えてあります。こうすると、太陽がやや右上から照らしていることが分かりますね。上弦は13日、満月は19日。また9日には火星と月が並び、超低空でヒアデス掩蔽を起こしながら月没を迎えます。

昨年2018年は満月と満開の桜が重なりましたが、今年はどちらもずれてしまいました。満月のズレは予め予想できますが、桜は全く分かりませんねぇ…。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差0度以上、36度未満)

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