8日夜から9日明け方の観察(その2) ― 2019/03/10
8日夜から9日明け方の観察(その1)のつづきです。メインディッシュの岩本彗星(C/2018Y1)を撮影後、スイフト・ゲーレルス周期彗星(64P)がすぐ近くにいたので久し振りに望遠鏡を向けました(左画像)。画像処理を終えてみると、なんだか何も写ってないような…よくよく見ると中央に緑色のシミのようなコマが見えました。
昨年晩秋には大きく広がったコマが印象的でしたが、かつての栄光(?)はどこへやら、見る影もありません。それが旅行く彗星の定めなので仕方ないですね。9年あまりの周期なのでまた戻ってきますが次回の回帰は極めて条件が悪く、明るい時期はずっと太陽方向に重なってしまいます。
お次はちょっと足を伸ばして、ちょうど南中を過ぎたステファン・オテルマ周期彗星(38P)。こちらも久々です。撮影してみると右画像のようにはっきりした核が写りました。左下(南東)へ広がった尾も確認でき、いまだ彗星らしさを維持しています。
これも周期彗星ですが、約38年と長いので私は次の回帰を観察することができません。せめて今回帰で追える間は何回か観察しようと思います。と言っても位置&光度的にあと1ヶ月も追えないと思いますが…
最後はウェスト・ハートレー周期彗星(123P)。これは前夜に白黒カメラで撮影していますが、案外明るかったためカラーでも撮っておこうと再撮影した次第。左画像はノーマルカメラでの撮影なのでノイズが多く粒状性は劣ります。色彩に乏しくカラーで撮った意味がないですが、これはこれで大切な一つの記録。
この彗星の周期は7.6年ほどで、今回の撮影したなかでは一番短いです。ただ、次の回帰は64P同様に明るい時期に太陽方向と重なってしまうため、暗い時期にしか観察できないのが残念。周期彗星と言えど毎回条件が良いとは限らず、一期一会であることに変わりありません。
昨年晩秋には大きく広がったコマが印象的でしたが、かつての栄光(?)はどこへやら、見る影もありません。それが旅行く彗星の定めなので仕方ないですね。9年あまりの周期なのでまた戻ってきますが次回の回帰は極めて条件が悪く、明るい時期はずっと太陽方向に重なってしまいます。
お次はちょっと足を伸ばして、ちょうど南中を過ぎたステファン・オテルマ周期彗星(38P)。こちらも久々です。撮影してみると右画像のようにはっきりした核が写りました。左下(南東)へ広がった尾も確認でき、いまだ彗星らしさを維持しています。
これも周期彗星ですが、約38年と長いので私は次の回帰を観察することができません。せめて今回帰で追える間は何回か観察しようと思います。と言っても位置&光度的にあと1ヶ月も追えないと思いますが…
最後はウェスト・ハートレー周期彗星(123P)。これは前夜に白黒カメラで撮影していますが、案外明るかったためカラーでも撮っておこうと再撮影した次第。左画像はノーマルカメラでの撮影なのでノイズが多く粒状性は劣ります。色彩に乏しくカラーで撮った意味がないですが、これはこれで大切な一つの記録。
この彗星の周期は7.6年ほどで、今回の撮影したなかでは一番短いです。ただ、次の回帰は64P同様に明るい時期に太陽方向と重なってしまうため、暗い時期にしか観察できないのが残念。周期彗星と言えど毎回条件が良いとは限らず、一期一会であることに変わりありません。