インドネシア・スラウェシ島で大きな地震2018/09/29

2017.1-2018.9_太平洋の大地震
昨日9月28日10:02UT(19:02JST)、インドネシアのスラウェシ島でマグニチュード7.5の地震があったそうです。28日はこの前後にもM5クラスの地震が少なくとも十数回起きており、津波被害もありました。

この際なので太平洋付近で発生した大地震を調べてみました。アメリカ地質調査所(USGS)が公開しているデータを元に、2017年1月1日0:00UTから昨日9月28日夜までに発生したマグニチュード5.0以上の地震を全てプロットしたのが左図。スラウェシ島の地震は日時を記入した矢印のところです。

なんとこの地図内の地震数は2300個以上ありました。この数は近年特別に多いというわけではなく、過去10年ほど遡って調べましたが、常に年間1000回から1500回程度は起こっているようです。今月上旬に発生した北海道胆振東部地震はマグニチュード6.7でした。いわゆる環太平洋火山帯(造山帯)に沿って地震が発生していることがよく分かります。帯から遠く離れない限り、どこに大きな地震が起こってもおかしくありませんね。また太平洋のど真ん中なら安心というわけでなく、遠くの大地震による津波が押し寄せる可能性があります。地球に住んでいる限り、向き合っていく必要のある現実でしょう。

参考:
北海道胆振東部地震から一週間の地震回数(2018/09/13)
北海道胆振東部地震の震源推移を見る(2018/09/10)
ハワイ・キラウエア火山が噴火(2018/05/05)
アフリカのこと。(2018/04/11)
メキシコ周辺の地震分布(2017/09/24)

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