北海道で大きな地震が発生 ― 2018/09/06
気象庁によると、本日9月6日3:08分頃に北海道胆振地方中東部を震源とした最大震度6強(→午後に震度7に修正された)の地震が発生したとのことです。速報による震源位置は北緯42.7度、東経142.0度、深度は40km、マグニチュードは6.7とのこと。
この地震により、厚真町で震度7、安平町早来北進と安平町追分柏が丘で震度6強、新千歳空港で震度6弱を記録しました。北海道近辺で震度6弱以上を記録した地震はデータが残っている1923年以降では6回しかありません(記事末の表参照)。震度6強以上は初めてです。左図は気象庁・震度データベース検索に記録されているデータを元に、道内で震度5弱以上を記録した地震の震央分布図。今回の地震は震央が陸域にあるケースのなかで、やや深いクラスとなっています。
【追記】今日発生した地震の速報による地震回数を、0:00から23:59までまとめてみました(下図A・B)。また2017年1月から発生した北海道近辺(海部も含む)の地震回数を月毎に数えてグラフにしました(下図C)。今後の推移を見守りつつ、必要があればデータを集めて記事にしたいと思います。(※下図は速報発表時の値によるもので、最初の最大震度が7だった事も判明していないままの状態です。ご了承ください。)
参考:
北海道胆振東部地震から一週間の地震回数(2018/09/13)
北海道胆振東部地震の震源推移を見る(2018/09/10)
ハワイ・キラウエア火山が噴火(2018/05/05)
アフリカのこと。(2018/04/11)
メキシコ周辺の地震分布(2017/09/24)
この地震により、厚真町で震度7、安平町早来北進と安平町追分柏が丘で震度6強、新千歳空港で震度6弱を記録しました。北海道近辺で震度6弱以上を記録した地震はデータが残っている1923年以降では6回しかありません(記事末の表参照)。震度6強以上は初めてです。左図は気象庁・震度データベース検索に記録されているデータを元に、道内で震度5弱以上を記録した地震の震央分布図。今回の地震は震央が陸域にあるケースのなかで、やや深いクラスとなっています。
【追記】今日発生した地震の速報による地震回数を、0:00から23:59までまとめてみました(下図A・B)。また2017年1月から発生した北海道近辺(海部も含む)の地震回数を月毎に数えてグラフにしました(下図C)。今後の推移を見守りつつ、必要があればデータを集めて記事にしたいと思います。(※下図は速報発表時の値によるもので、最初の最大震度が7だった事も判明していないままの状態です。ご了承ください。)
【北海道で震度6弱以上が記録された地震】
発生日時/地震名称 | 震央地名 | 震央北緯 | 震央東経 | マグニチュード | 震源の深さ | 最大震度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1982年3月21日 11:32 浦河沖地震 | 浦河沖 | 42.07 | 142.60 | M7.1 | 40km | 6 |
1993年1月15日 20:06 釧路沖地震 | 釧路沖 | 42.92 | 144.35 | M7.5 | 101km | 6 |
1994年10月4日 22:22 北海道東方沖地震 | 北海道東方沖 | 43.38 | 147.67 | M8.2 | 28km | 6 |
2003年9月26日 4:50 平成15年十勝沖地震 | 十勝沖 | 41.78 | 144.08 | M8.0 | 45km | 6弱 |
2003年9月26日 6:08 平成15年十勝沖地震(余震) | 十勝沖 | 41.71 | 143.69 | M7.1 | 21km | 6弱 |
2016年6月16日 14:21 (名称なし) | 内浦湾 | 41.95 | 140.99 | M5.3 | 11km | 6弱 |
- 気象庁・震度データベース検索に記録されている1923年1月1日0:00から2018年9月4日23:59までの全て地震が対象です。
- 1996年4月1日の震度階級改定以前は震度5と6に「強/弱」の区別はありません。
参考:
北海道胆振東部地震から一週間の地震回数(2018/09/13)
北海道胆振東部地震の震源推移を見る(2018/09/10)
ハワイ・キラウエア火山が噴火(2018/05/05)
アフリカのこと。(2018/04/11)
メキシコ周辺の地震分布(2017/09/24)
また新たに台風のたまご発生、ハワイにもハリケーン迫る ― 2018/09/06
台風21号の被害からも復旧できていない日本ですが、また新たな台風のたまごが発生しています。気象庁の報道によると、沖縄の南にある熱帯低気圧が「24時間以内程度で台風になるかも知れない」とのこと。昨日の当ブログ記事でも指摘していた通りです。ただし24時間後にはもう先島諸島に差しかかっており、台風になるならないにかかわらず明日にかけて、少なからず強風や雨の被害が出るでしょう。
左は9:00の発生から3時間後経った本日正午の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。またオレンジ線円は熱帯低気圧中心の直径1000km円を表しています。台風ではなく、雲の領域も小さいですが、なめてかかると痛い目に遭いますからね。
いっぽう、ハワイにもまたまたハリケーン「NORMAN」が迫っています。右は本日3:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/地図・経緯線などは筆者)。現在はカテゴリー3という強さですが、ハワイ最接近前に北へ進路を変える予報で、ハワイ諸島直撃は避けられそうです。
NORMANだけでなく、さらにその20度東側からハリケーン「OLIVIA」もハワイに向かって西進中。東太平洋もだいぶざわついていますね。今年夏にハリケーンが少なかった大西洋側にもチラホラ発生し始めました。どんな秋になるのやら…