北緯20度台に嵐が四つ2018/08/13


20180813-0300気象衛星画像
昨日の台風15号発生に続いて、12日21時には「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が気象庁から発表されました。

左は発表から6時間経った13日3:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外線の白黒画像です。左のオレンジ点線円が熱帯低気圧、続く赤点円が台風14号、15号の順で、それぞれの中心から直径1000km円を示しています。

海南島近くの熱帯低気圧は10日3:00の天気図からもう姿がありましたが、少し勢力が拡大したようです。3つとも規模の小さい嵐ですが、お近くの方は十分注意してくださいね。

なおハリケーンHECTORは勢力を落としましたが、今日明け方の段階で西経175度近くまで西進しています。もう24時間程度で180度線を越えるでしょう。北緯20度から30度の間に嵐が4つ並んでいる事態です。


20180813-0900気象衛星画像
【追記】
上の熱帯低気圧は本日13日9:00、台風16号「バビンカ/BEBINCA」になったと気象庁から報道がありました。直前の台風15号発生から1日と9時間経っており、現在台風は三つとも健在なので今年初めてのトリプル台風となります。

右は16号発生時刻9:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円は各台風中心の直径1000km円。お盆だというのに、なかなか騒がしい日本近海ですね。