今日の太陽と台風13号の様子2018/08/06


20180806太陽
昨夜から今朝も曇り空。今朝は近くで通り雨があったほど雲が厚く垂れ込めていました。日中は薄日が差す程度まで回復したものの、夕方からまた雲が厚くなり始めています。

20180806太陽リム
左は15時過ぎに撮った雲越しの太陽。細部のディティールは潰れています。活動領域12717が中央右下に確認できますね。左の明るい領域はまだ採番されていません。昨日も見えた右下リムのプロミネンスがまだ見えていました。


今日の茨城は雲が多くて日差しが少ないぶん気温が数度低かったのですが、いっぽう岐阜の方では41度という歴代2位の気温が観測されたようです。また昨夜から今朝にかけて東北から関東北部まで降りてきた雨の領域は昼前に解消されましたが、一部で300mmを越す累計雨量が観測され、孤立地域も出ましたね。夕方現在、関東各地にゲリラ的な雨雲が点在中。

20180806-1600台風13号
台風13号の進行速度がとても遅いと報じられていますが、それでも衛星画像を見るとアウターバンドの雲と関東との距離はそんなに離れていません。

右は本日6日16:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。台風進路の説明図ばかりではなく、こうして大きな可視画像をじっくり見ることで、危機感が増すのではないでしょうか。論理思考ではなく、直感・動物的な勘に訴えたり、鍛えておくことも必要ではと常々思うのです。

もうひとつ、ここには写っていませんが、画像左下欄外のフィリピン東海上には熱帯低気圧があって、勢力を拡大しつつ台風13号に追従するような動きを見せています。日本では東からやってくる台風を「逆走」などと言ってますが、フィリピンでも通常西進してくる台風が今年は「逆走」して東や北へ行ってしまうので、面食らっているかも知れません。