2018年の台風12号が発生2018/07/25


20180725-0300気象衛星画像
気象庁によると、本州のはるか南に位置していた「台風になるかも知れない熱帯低気圧」が本日25日3:00に台風12号「ジョンダリ/JONGDARI」となりました。直前の台風11号発生からは1日と6時間後、11号はまだ活動中なので現時点でダブル台風になります。

今年のダブル台風は「4号・5号」「9号・10号」「10号・11号」に続き4件目で、そのうち3件がこの7月下旬に起きました。月別発生数は平年値より1個あまり多い程度ですが、もっと細かく考えるとわずか一週間で4個の発生&3件のダブルなのです。今年7月後半における台風の異常さを物語っていませんか?なお、7月までの累積が12個以上になったのは1951年の台風統計開始以降では13回目で、全体から見ると二割以下の確率です(平年値累積は8個程度)。

左は発生時刻である25日3:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間のため赤外白黒画像です。赤点円は各台風中心の直径1000km円。右上が11号、左下が12号です。

12号は現在北上を始めています。気象庁予報では、この後多少ふらつきながらも27日頃に暴風域を伴って小笠原諸島接近、更に28日か29日頃には関東甲信越のどこかを縦断する見込みとのことです。Joint Typhoon Warning Center(JTWC)の予報でもほぼ同じ結果になっています。ただしまだ幅のある予報ですから、常に最新の予報を確認してくださいね。

7月最後の土日は大接近を間近に控えた火星の衝皆既月食ガリレオ衛星の珍しい現象など天文現象が目白押しでしたが、お天気全滅かも知れませんね。…とにかく、どなた様も身の安全を確保し、土砂災害などに十分ご注意ください。台風通過後の大きな気温変化などにも気を付けましょう。

コメント

トラックバック