南の大気がとても騒がしい2018/07/21


20180721-1500気象衛星
酷暑が続く日本列島ですが、追い打ちをかけるような事態となっています。

夕方に気象衛星画像を確認したところ、日本の南がシッチャカメッチャカになっていました。ご存じの通り沖縄付近に台風10号があって、今日無事通過したようです。ところがそのすぐ南西…台湾の南海上に熱帯低気圧が発生しており、すぐにでも台風になりそうな姿をしています。これについては今朝21日9時の段階で気象庁から発表があり、間もなく台風になるものと思います。

それだけではありません。Joint Typhoon Warning Center(JTWC)の情報などによると、ベトナム側に抜けて弱体化したはずの台風9号の残骸がなぜか東進し、海岸近くでふたたび熱帯低気圧になっていました。渦構造が見受けられ、台風としての息の根は止まってないと推察できます。またこれらと並ぶように、フィリピン東には「熱帯低気圧になる可能性が高い低気圧」がふたつも並んでおり、海水温を考えると次々に活発化しそうです。

左上画像は21日15:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円は台風中心、オレンジ点円は熱帯低気圧中心の直径1000km円。(画像右下低気圧の東に、もうひとつ熱帯低気圧のたまごがあります。)状況は刻々と変化しますから、最新の情報入手を心掛けてくださいね。(※くれぐれも、最新情報入手に検索使っちゃダメですよ。)

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