はんぶん、赤い2018/07/08

20180708-0000土砂災害危険度
西日本を中心に豪雨が続いています。左は今日7月8日になった時点での、全国における土砂災害警戒判定メッシ地図(気象庁サイトから引用)。まだ西日本の半分以上は赤や紫に染まっていますね。

雨のエリアが少し減ったため、京都府・兵庫県・鳥取県・岡山県・広島県・福岡県・佐賀県・長崎県に出ていた特別警報(大雨)は昨日までに解除されました。でも昨日追加された岐阜県、そして今日追加になった愛媛県と高知県を中心に大雨が続いています。

夜中から明け方には岐阜県と愛媛県で記録的短時間大雨情報が立て続けに8件も発表されました。止んだところもまたぶり返す恐れがあり、十分な注意が必要です。

【総降水量・トップ20】
アメダス地点(県)総降水量(mm)年降水量
平年値(mm)
魚梁瀬(高知県)1368.54107.9
本山(高知県)1344.52616.2
木頭(徳島県)1207.03092.4
繁藤(高知県)1177.03122.2
大栃(高知県)1108.02774.2
鳥形山(高知県)1076.0
ひるがの(岐阜県)1041.53288.3
長滝(岐阜県)1008.53003.5
池川(高知県)952.02793.9
樽見(岐阜県)935.03228.9
京上(徳島県)920.52209.4
えびの(宮崎県)893.04393.0
関市板取(岐阜県)890.5
本川(高知県)887.03077.2
成就社(愛媛県)818.52689.1
船戸(高知県)812.03328.7
北山(佐賀県)775.5
御母衣(岐阜県)771.03043.5
御嶽山(長野県)764.5
六厩(岐阜県)750.52439.3

  • ※2018年7月1日0:00−8日0:00の7日間におけるアメダス観測値から算出。
  • ※各地点の実際の降り始めがどの時点だったかは考慮しません。
  • ※年降水量が書いてないものは統計期間が短いなどで平年値が求まっていないケース。
昨日も累積降水量の地図を作りましたが、雨が続いているので改めて昨日丸一日分を追加し、1日0:00から8日0:00までちょうど一週間の降水量合計を地図にしてみました(下図)。また降水量合計が多いトップ20ヶ所を右表に示しました。

1位は変わらず高知県の魚梁瀬ポイントで、昨日より50mmほど増えています。(今日もまだ強い雨が続いています!)上位8番目まで1000mmを越していることが凄まじい。雨が弱まった北九州勢に代わって、岐阜地方や南九州勢が順位を上げてきたのが分かりますね。

自然のなすことですからどうすることもできませんが、何だか気持ちがムズムズしてなりません。一体いつまで続くのやら…。


20180701-7日間総降水量

参考:
アーカイブ:記録的短時間大雨情報のリスト
アーカイブ:梅雨
広範囲で大雨が続いています(2018/07/06)
大雨に見舞われた沖縄地方(2018/06/17)
居座り続けた台風5号で奄美地方が大雨被害(2017/08/06)
秋田県に被害をもたらした雨量の変化(2017/07/23)
九州豪雨での雨量変化(2017/07/07)

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