暑さ寒さの激しい春でした2018/05/31

5月最後の週は天気がパッとしない日々が続きました。九州などでは梅雨入りしていますが、関東ももう梅雨入り宣言していいような空模様。空の観察ができないのであれこれ時間のかかる仕事をこなしている内にもう月末が来てしまいました。

暑いのか寒いのか、蒸してるだけなのか、ピンと来ませんが、なんとなく今年の気温変動が気になり、ここ数年の「ばらつき度合い」を比べたくなりました。そこで早速気象庁が公開しているアメダスデータのなかから、茨城県つくば市の「最高気温」と「最低気温」の日々データをダウンロード。平年値と比べてどれほどばらついているのか、旬ごと(約10日間)に標準偏差を算出してグラフ化したのが下図です。2018年は5月中旬までプロットしてあります。

毎年の分散が極端に違う訳ではないけれど、特に今年の春先は最高気温側のばらつきが大きかったようですね。(グラフが低いほど平年値との差がばらつかないことを意味します。)当地・茨城では一般的に冬のよく晴れた乾燥期に変動が激しくなるけれど、今年の春は体調を保つのが困難なほど暑かったり寒かったり…。みなさんのところではいかがですか?是非とも同様のグラフを描いてみてください。20年分くらい描いてみると、おそらく地方の特徴や近年の傾向が見えてきますよ。

人間って何度くらいの変動に耐えられるのでしょうね?暑さ寒さの限界という意味ではなく、「変動幅の限界」、例えば1日の気温変動が50度幅くらいの日々でも耐えてしまえるのか、それが知りたいです。冬でもお風呂やサウナなど健康な人なら問題ないでしょうが、乳幼児や高齢者などは大きな負担になるでしょう。科学的な調査データをご存じの方はぜひ教えてください。

はてさて、6月以降はどうなってしまうのでしょう?引き続き追いかけてみたいと思います。

  • 最高気温の偏差

    最高気温の標準偏差
  • 最低気温の偏差

    最低気温の標準偏差


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