今日の太陽2017/12/03

20171203太陽
昨夜から今朝にかけても曇っており、朝からゆっくり回復するいつものパターンでした。

20171203太陽リム
左は11:20過ぎの太陽。活動領域は見えません。右下リムのプロミネンスも見えなくなりました。右上に断片的なフィラメントがあり、その一部がプロミネンスとして見えていました。しばらくはおとなしい太陽でしょうかね…。

宵空でダイヤ富士と天宮1号を観る2017/12/03

20171203ダイヤ富士
夕方雲ひとつなく晴れ上がっていたので、ダイヤモンド富士見物に近くの公園へ行きました。2016年1月10の記事にも書きましたが、自宅から徒歩1分のところで楽しむことができます。本当はこの公園でのダイヤデーは昨日でしたが、昨日来てみたところ雲が多くて富士山が見えませんでした。今日はダイヤポイントがずれるため別の場所に行きたかったけれど、直前まで用事があって移動時間が確保できませんでした。

日曜の公園は子どもたちや家族連れで賑わっていましたが、遊びに夢中で夕空なんか気にしてるのは自分ひとり(笑)。孤独に苛まれながら機材を組み、街中に降りてきた太陽を捉えます。そのわずか数分後、富士の左裾野のシルエットが見え出しました(左画像)。最終的に太陽が消えたのも左裾野でした。空気がくすんでグリーンフラッシュは確認できませんでしたが、もっと気温が低く大気が透き通ってくれたら、街中でも問題なく見えることもあります。

さて、調べてみると今夕に「もうすぐ地球に落下する天宮1号」が見えることが分かりました。薄暮が終わらない時間帯の空で2等台なので見えるかどうか分かりませんが、せっかくダイヤ富士用にカメラ一式用意してあったので、自宅へ戻ってそのまま1時間待つことにしました。

Heavens-Aboveの予定時刻通り、北極星のかなり下のほうを天宮1号が通っていきました。見た目は北極星より明るく感じました。下A画像は5秒露出+1秒休みの繰り返しで、衛星が地球の影に消えるまで追ったもの。B画像は主な恒星などを書き込んであります。右後ろから満月が煌々と空を照らしていましたが、どのみち光害が強い方向なので変わりません。

今週は日本各地で天宮1号が夕刻に見えそうです。見え方や位置、光度は観察場所によって大きく変わります。前述のHeavens-Aboveサイトを十分活用してください。

  • 20171203天宮1号

    A.2017年12月3日・天宮1号の軌跡
  • 20171203天宮1号

    B.2017年12月3日・天宮1号の軌跡(文字入り)


参考:
2018年春に落下予想の「天宮1号」に関する記事(ブログ内)