今夜もステキな月夜2016/10/15

20161015_17102月
茨城は今夜も素晴らしい月夜です。ただ、日中の気温が暖かかったせいか、昨夜より透明度が少し落ちました。また大気の揺らぎも結構あります。それでもほとんど雲がないことは素晴らしいですね。二夜連続なんて何ヶ月ぶりでしょうか。

左画像は22時過ぎの撮影で、太陽黄経差171.02°、撮影高度55°弱、月齢14.54。満月まであと少しなので、まだ左側(天の東側)が欠けていますね。10月の満月は日本から見えない位置で起こるため、明日夜に昇る月はもう満月を過ぎています。

昨夜は月面Aデーでした。では今夜はA地形がどう見えるのでしょうか?昨夜の画像と今夜の左画像から同じ位置をほぼ原寸で切り取って並べてみました(右下画像)。月の首振り運動によってクレーターの視位置が変化する影響まで含んだ比較です。念のために書くと、上を月の北方向に揃えた画像なので、Aの字は逆さに見えます。

月面Aはどうなった?
昨夜のほうはA地形の一部に光が当たり始めたころの撮影で、A地形から太陽を見たときの高度が約-2.4°、対して今日のほうは約+10.8°です。およそ1日経つのに月面では太陽が十数度しか昇ってないことも驚きですが、それを地球から見たときこんなに印象が変わることもすごいですね。

これからしばらくは夜の月が高く舞い上がり、美しさが引き立つ季節。色々な表情を見せてくれるので、お時間あったら空を仰いでくださいね。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差144度以上、180度未満)

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