少しは落ち着くかと思ってたら、ここに来て日本の南が大変なことに…。台風14号は昨日午後からの「強い台風」期間（わずか半日）を経て、今日3:00に「非常に強い台風」へと強まりました。また新たに「24時間以内に台風になる」と予想される熱帯低気圧がふたつも現れています。

左は本日9:00の気象衛星画像（画像元：NICTサイエンスクラウド／経緯線などは筆者）。赤点円は台風／熱帯低気圧中心の直径1000km円です。中央が台風14号で、目が見え出しました。9:00現在の予報だと台湾へ接近しそうで、その前に南西諸島の一部が強風域に巻き込まれそうです。

左の熱帯低気圧は昨日の記事で取り上げましたが、このままベトナムに上陸しそうです。日本には影響なさそうですが、現地の方、現地に行かれる方などは注意が必要ですね。

また右の熱帯低気圧はまだ気象庁から1日ぶんしか進路予報が出ていませんが、米軍合同台風警報センター（JTWC）によると台風14号とほぼ同じ進路を辿りながら少しずつ北へ転進し、16日ごろ沖縄に接近しそうな素振りです。同じ頃に東へ向きを変えるであろう台風14号と大接近するコースになるため、互いにどう影響し合うか心配ですね。ヨーロッパ中期予報センター（ECMWF）のシミュレーションによれば来週前半の連休に日本を縦断するかも知れません。