更に大きくなった台風10号2016/08/27


20160827-0900台風10号
台風10号が更に大きくなっています。左は本日9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点円は台風中心の直径1000km円です。また薄緑点線は10号が台風になってからの中心経路です。主な島の名称も書いてみました。

昨日26日一昨日25日の同縮尺画像と比べてみると大きさの違いが分かるでしょう。25日は渦巻き全てが1000km円に入ってましたが、今日は大部分がはみ出てしまいました。台風の目がとてもしっかり見えています。

今日9:00の予報では最強クラスである「猛烈な台風」になる見込みはなくなってるようですが、それでも「非常に強い」状態を維持したまま本州に接近や上陸する可能性は高いですね。22日昼に関東へ上陸した台風9号は、上陸時の中心付近最大風速が65ノット(約35m/s)でした。気象庁の予報通りだと今回はそれを上回る80ノット(約40m/s)前後で陸域に接近しそうです。(※ Joint Typhoon Warning Centerからは、今日朝時点で気象庁をやや上回る風速予報が出ています。)

また、現時点でも強風圏や暴風警戒域内にたくさんの島々があり、人が暮らしているところもあります。台風の滞留が長いため、島に物資を運べない、大ケガや重病でも島から搬送できない、農作物が壊滅状態…といった被害も憂慮されます。

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