並んで輝くブルームーンとレッドプラネット ― 2016/05/22
今朝方、お月さまは満月を迎えました。この満月はブルームーンです。5月14日の記事でも言及しましたが、今回のブルームーンは「同月内に2回満月があった場合の2回目」ではなく、「二分二至の一季節内に4回満月になった場合の3回目」という本来のルールに従ったもの。満月の瞬間は22日朝6:15(月没後)ですから、21日夜から翌朝にかけての夜間にブルームーンを迎えるわけです。22日夜ですと満月から半日以上過ぎてしまってますのでお間違えなく。(22日夜の様子はこちらの記事参照。)
当地・茨城県南は昨夕まさかの小雨に見舞われました。もっとお天気良いと思っていたのでびっくり。でも夜半前には回復してくれました。ただし明け方までずっと雲が多く、雲に邪魔されず月が見えたのは短時間でした。
左は22日1:25頃の月。撮影時の太陽黄経差は177.78°、高度32°弱、月齢14.87です。ブルームーンの瞬間まで残り5時間ほどですね。今回の満月は南側(下側)が欠けているようです。気流が悪くてやや不鮮明ですが、2015年8月31日の記事で取り上げたスコットやアムンゼンのクレーターが南極側に確認できます。探してみてください。(参考:撮影時の測心月面中央緯度は約-5.75°でした。)
昨夕から月の側に火星が光っていました。22時頃見たときは縦に並び、雲間からでも目立っていました。実は火星も本日衝を迎え、光度がピークの時期となります。衝というのは太陽と正反対側に位置することで、月で言うところの満月状態。ですから昨夜は月も火星も共に太陽に相対する位置に並んだ珍しいチャンスだったと言うことです。ブルームーンとレッドプラネットという対比も見事な偶然ですね。
下左画像は日付が22日になる直前に見えた月の光環です。雲がどんどん動いて撮影に苦労しましたがとても綺麗でした。また下右画像は明け方近くに並んで輝く満月と火星を撮ったもので、月だけやや厚い雲に隠され減光したタイミングを狙いました。
参考:
アーカイブ:月の形(黄経差144度以上、180度未満)
アーカイブ:満月とブルームーンの一覧
当地・茨城県南は昨夕まさかの小雨に見舞われました。もっとお天気良いと思っていたのでびっくり。でも夜半前には回復してくれました。ただし明け方までずっと雲が多く、雲に邪魔されず月が見えたのは短時間でした。
左は22日1:25頃の月。撮影時の太陽黄経差は177.78°、高度32°弱、月齢14.87です。ブルームーンの瞬間まで残り5時間ほどですね。今回の満月は南側(下側)が欠けているようです。気流が悪くてやや不鮮明ですが、2015年8月31日の記事で取り上げたスコットやアムンゼンのクレーターが南極側に確認できます。探してみてください。(参考:撮影時の測心月面中央緯度は約-5.75°でした。)
昨夕から月の側に火星が光っていました。22時頃見たときは縦に並び、雲間からでも目立っていました。実は火星も本日衝を迎え、光度がピークの時期となります。衝というのは太陽と正反対側に位置することで、月で言うところの満月状態。ですから昨夜は月も火星も共に太陽に相対する位置に並んだ珍しいチャンスだったと言うことです。ブルームーンとレッドプラネットという対比も見事な偶然ですね。
下左画像は日付が22日になる直前に見えた月の光環です。雲がどんどん動いて撮影に苦労しましたがとても綺麗でした。また下右画像は明け方近くに並んで輝く満月と火星を撮ったもので、月だけやや厚い雲に隠され減光したタイミングを狙いました。
参考:
アーカイブ:月の形(黄経差144度以上、180度未満)
アーカイブ:満月とブルームーンの一覧