今日の太陽に面白いもの発見2016/01/31

20160131太陽
二日ほど天気が悪く、昨日朝を中心に近隣で雪やあられ、雨に見舞われました。今朝の薄明が始まる5時前から晴れてきて、この太陽観察をした11時台までは晴れています。(観察中から薄雲がわき始めていました。)

左は11:10前の太陽。大きな黒点を伴う活動領域12489は三日前に左半球側だったのに、もうこんなに動いてました。

20160131太陽リム
いくつか見えていたダークフィラメントも消えたり成長したりと色々です。右リムギリギリに12488が明るく見えていました。ちょうど正反対の左リムにも新たな明るい領域が見えて、興味深いです。その他目立つプロミネンスはないようです。

……と、ここまで観察して、念のために同時刻のGONG画像などを参照したところ、左下リムから糸状の淡いプロミネンスが出ていることに気付きました。あらためて自分の撮影原画像を見ても分からなかったため、白黒反転して強い画像処理をかけてみました(左下画像)。
20160131プロミネンス
すると…やっと見えてきました。しかも太陽左下をよく見ると、まるで血管か雷かのようにくねくね伸びたり分岐しているではありませんか!これには驚きました。

かなり速い変化だったのかGONGアーカイブ上では2時間程度しか遡れませんでした。しかもGONGのアーカイブ画像はもっと狭い範囲でトリミングされてるため、吹き飛ばされたプロミネンスがこんな風になってるなんて分かりません。貴重な経験をしました。
(2月4日追記)その後も調べを進めたら、この糸状のプロミネンスは29日頃から急成長した巨大プロミネンスだったことが分かってきました。結構多くの方が写していましたね。

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