雲間に辛うじてカタリナ彗星2015/12/30

20151230カタリナ彗星(C/2013US10)
昨夜は宵のうち晴れていたのですが、夜半を過ぎて雲が多くなり、今日明け方にはほとんど星が見えなかったほど。それでも待っていると時々雲間があったので、タイミングを見てカタリナ彗星(C/2013US10)を写してみました。

20151230カタリナ彗星(C/2013US10)
左は180mm+APS-Cでの撮影(画角はおよそ7°×5°・上が天頂方向)です。既に薄明時間でかなり雲もかかっているので、補正しきれず発色が悪いです。昨日の同機材での撮影と比較すると一段とアルクトゥルスに近くなっていますね。雲が多く、数コマしか撮れなかったのは残念ですが、右の白黒反転画像を見ると昨日以上に尾の写りが良くなっていると感じました。

一週間ほど経つと月明かりの影響も少なくなり、たっぷり露出ができるので楽しみですね。地球への最接近は1月17日頃で、計算上の光度も極大を迎えます。その後は1ヶ月あたり-2.5等以上のペースで急速に暗くなりますので、カタリナ彗星は1月10日から1月20日(満月前)までが一番の見ごろと言えるでしょう。

参考:
カタリナ彗星(C/2013US10)に関係する記事(ブログ内)

今日の太陽2015/12/30

20151230太陽
夜半過ぎから今朝にかけて雲が多かったのですが、日が高くなると青空が広がりました。ただ、少し透明度が落ちているようです。

左は10:50過ぎの太陽。昨日から大きく変わったことはありません。

20151230太陽リム
活動領域12473は相変わらず活発のようです。今日はプロミネンスが幾つも見えますが、みんな揃いも揃って噴水みたいな細長い吹き出しなのはなぜ???