結局、一日中すっきり晴れることのない一日でしたが、その見返り（？）に彩雲がたくさん見えました。午前中から昼過ぎにかけては多重の雲のおかげで彩雲が撮影し辛く、記録が残せませんでした。でも午後になって雲がかなり少なくなったとき、左や右下のような写真が撮れました。

今日の彩雲はとても色が濃く出ていました。普通の彩雲はサングラスで雲のまぶしさを減光してやっと色が分かるのですが、今日は肉眼で分かったほどです。 雲はゆっくり動きますので、自分と雲と太陽の位置関係が変わります。その変化に合わせ、染まっている雲の色や場所も変化するのです。虹の様な原色に近い色彩ではなく、右のように「蛍光色」っぽく感じます。もちろん蛍光でも何でもないのですが、不思議ですよね。

彩雲が一日出ていたので他のハロも見えないか粘って見ていました。16時前、西に低くなった太陽の右に弱めの幻日が出てくれました。気付けるかどうかのギリギリくらいの明るさです。（左は強調しています。）気象光学現象らしい現象を見るのは久しぶりですね。