細い月も一緒に写っていました ― 2015/10/29
10月27日の記事で気象衛星ひまわり8号による地球と月ツーショットが時々あることをお伝えしました。左は10月27日11:20に撮影された衝撃のシーン!巨大メタルスライム的な何かが地球を浸食wwwwww
さて、その時の調査では月齢10から20程度の範囲しか見つからなかったので、どうにも腑に落ちませんでした。そこで、再度計算プログラムを修正しながら地道に探したところ、細い月もちゃんと写っていることが分かりました。
見つからなかったのは、やはり「細くて暗いから目にとまりにくい」ことが原因だったようです。月の形が壊れていないシーンをふたつ、下に掲載します。パッと見て月がどこなのか分かりますか?これでも原画よりかなり輝度を上げています。元々は部屋を暗くしてもまるで分からないような細やかな像で、地球リムを十分に拡大しないと気付けませんでした。
それにしても月と地球が一緒の形なのが愉快です。仲良く遠くの太陽に照らされていることが分かりやすいですね。今後様々な月齢で見つかったら、またご紹介したいと思います。また2016年3月9日などアジア圏での日食のとき、月の影がどう見えるかも期待しましょう。(太陽とひまわり8号が重なってしまう場合、通信障害があるかも知れませんが…。)