今日の太陽2015/07/29

20150729太陽
昨夜夜半まではチラホラ星月が見えていたものの、それ以降はずっと曇り空。今日もようやく日が差してきたのは午後遅くなってからでした。そのおかげか、最高気温が30度程度だったのには助かりましたけど。

左は17時少し前の太陽。既に高度は20度程度です。昨日と同じようですが、左側に見えていた長めのダークフィラメントは短くなってしまいました。
20150729太陽リム
代わって、活動領域12391の黒点が分かりやすくなってきました。周囲のプロミネンスは昨日より穏やかです。大きく突出したものは無いようです。

めまぐるしく変わる夕方の空模様2015/07/29

20150729雲の影
夕方になってしまった太陽観察のとき、気になるものがありました。観察のあとあらためて空を見て見ました。空に写っている黒いものです。

ふつう、雲の影は地面に映っています。高いところから見下ろせば雲の形に日影になっているのが分かりますし、日影になった地面に立っていれば太陽が雲に隠されているのが見えるでしょう。でもときどき別の見え方をするときがあります。それは今日のように、より低い位置に薄い雲があるとき。

20150729雲の影
薄いベールのような雲は目で見てもあまり雲の感じがせず、空自体が霞んでいる様に見えます。ところがそれより上に密度のある雲があれば、その影を映すスクリーンになるのです。夕方に見た左上画像はまさにその状態でした。一見すると黒っぽい雲と見間違えますが、よく見れば白く見えている雲との対応関係が分かります。(右画像は主な雲を薄赤、その影を薄青で書き込んだものです。) 5分も見ていると太陽や雲が動くので、雲の影の位置が対応して動く様子がよく分かります。壮大な影絵を見ているようで面白いですよ。

20150729金床雲
時は移って日没時の18:30前後。四角く見えるマンションの右に太陽が小さく見えます。下層の雲が邪魔していますが、北西の雲間には恐ろしく大きそうな積乱雲。そしてその上に明るく見えている金床雲が確認できます。今年の夏に見える金床雲はあまり毛羽立ってない、無毛雲が多いですね。

少し経って日が落ちると、これまた見辛いけれど、7月21日に見えたような反薄明光線が分かりました。右下画像はかなり色彩を強調していますが、実際は分かりにくかったです。

20150729反薄明光線
下に気象庁サイトで発表されていた18:30の気象衛星画像(画像加工してます)と、降水レーダー画像を引用しました。群馬・栃木方面から茨城にかけて大きく雲が広がり始めていました。右画像で一番明るく見えるオレンジの薄明光線は、前橋の北あたりの雲間からと思われます。残念ながら、この後どんどん曇ってしまいました。

  • 20150729気象衛星
  • 20150729降水レーダー