明け方のイリジウムとペガススAG星 ― 2015/07/15
明け方前。少し西に傾いた夏の大三角を横切るように、イリジウム衛星のフラッシュが見えました。予報光度は-5等でしたが、もっと明るく感じました。薄く流れる天の川や織姫星、彦星が綺麗です。すっかり夏なんですね。
はぐれ雲が結構な速さで流れ、だんだん増えてきました。まだ間に合うかとペガスス座AG星も見てみました。こちらは明るいままで、7月10日の観察と変わらずといったところです。
はぐれ雲が結構な速さで流れ、だんだん増えてきました。まだ間に合うかとペガスス座AG星も見てみました。こちらは明るいままで、7月10日の観察と変わらずといったところです。
今日の太陽 ― 2015/07/15
今日は雲が多く、風も強く、なかなか撮影のタイミングがつかめません。
左は14時過ぎの太陽。光球に小さな黒点がふたつ見えます。長いダークフィラメントは相変わらずですが、勢いを失ったのか少しスリムになったようです。 プロミネンスは小さいものばかり。唯一目立つ右上のものは、昨日の明るいものとは違う場所でした。
左は14時過ぎの太陽。光球に小さな黒点がふたつ見えます。長いダークフィラメントは相変わらずですが、勢いを失ったのか少しスリムになったようです。 プロミネンスは小さいものばかり。唯一目立つ右上のものは、昨日の明るいものとは違う場所でした。
魅力的な空模様でした ― 2015/07/15
今日も一日熱い強風に見舞われました。ただ昨日より幾分和らいだようです。雲も多く、空模様は変化に富みました。順に見ていきましょう。まず正午前、左下画像のように、湧いた雲がキレイに彩られていることに気付きました。(※直接見ると眩しいので、太陽を建物などで隠した上でサングラスや減光フィルターを用いて観察します。)
これは色が同心円になっているので、彩雲と言うより光環ですね。
少し時間が経つと太陽がやや厚い雲に覆われたので、再度太陽を入れて撮影しました。うーん、こうなるとかなりランダムな彩色なので光環と言って良いか怪しいですが… でも遠目に見ると同心円は保っているようです。こことは別に小さな彩雲も散見されました。
その後光環や彩雲はなくなりましたが、空のあちこちに特徴ある雲が現れ見飽きませんでした。ごく一部が下の4枚。いちばん左は巻雲の一種なのでしょう。時々見かけますが、溶き卵を熱湯に注いだときのような、薄くフワッと浮く感じに見えます。左から2番目は鱗のような雲。正しくは房状雲と言うのでしょうか、昼過ぎ至るところに出ていました。
左から3番目には目を引かれました。一見すると尾流雲に見えるのですが、真下に湧いてる積乱雲もどきと深い関係がありそう。しばらく観察したのですがその関係は分かりませんでした。でも積乱雲(東京湾辺りらしい)のほうは1時間くらいかけてどんどん発達し、やがて一番右画像のように近隣の町へ雷と豪雨をもたらしました。当地もぱらつきましたが、短時間のお天気雨で済みました。
お天気雨だと居ても立ってもいられない性分で、雷鳴を聞きながらも屋外へ。そう、虹探しです。15:40、太陽高度は37度なので、虹の頭頂はぎりぎり地平から顔を出しているはず。自分の影を頼りに丹念に探すと…ありました。トータル10秒ほど超低空に虹の頭頂だけ確認(左)。強調しないと分からないほど淡いのが残念ですが、理由は後で分かりました。実はよく見ると…色が逆なのです。位置も主虹にしては5度以上高い…。あぁそうか、これは副虹なんだと部屋に戻ってから気付きました。
雷雲は1時間もせず去りましたが、夕方にかけても空は面白かったです。時折雲間から金星が顔を出していました。17:30頃、太陽左に淡い幻日が見え始めました(右画像、左側のアンテナの右付近)。増える雲に負けず、1時間ほど見え続けていました。
(追記)何枚か撮れた副虹の撮影時刻を元に、虹の高さをシミュレーションしてみました(左画像・背景はStellarium)。上画像に写っている垣根の上辺がだいたい高度10度前後なので、副虹の頭頂で間違いなさそうですね。もっと高いところなら主虹まで見えたかも知れません。
少し時間が経つと太陽がやや厚い雲に覆われたので、再度太陽を入れて撮影しました。うーん、こうなるとかなりランダムな彩色なので光環と言って良いか怪しいですが… でも遠目に見ると同心円は保っているようです。こことは別に小さな彩雲も散見されました。
その後光環や彩雲はなくなりましたが、空のあちこちに特徴ある雲が現れ見飽きませんでした。ごく一部が下の4枚。いちばん左は巻雲の一種なのでしょう。時々見かけますが、溶き卵を熱湯に注いだときのような、薄くフワッと浮く感じに見えます。左から2番目は鱗のような雲。正しくは房状雲と言うのでしょうか、昼過ぎ至るところに出ていました。
左から3番目には目を引かれました。一見すると尾流雲に見えるのですが、真下に湧いてる積乱雲もどきと深い関係がありそう。しばらく観察したのですがその関係は分かりませんでした。でも積乱雲(東京湾辺りらしい)のほうは1時間くらいかけてどんどん発達し、やがて一番右画像のように近隣の町へ雷と豪雨をもたらしました。当地もぱらつきましたが、短時間のお天気雨で済みました。
お天気雨だと居ても立ってもいられない性分で、雷鳴を聞きながらも屋外へ。そう、虹探しです。15:40、太陽高度は37度なので、虹の頭頂はぎりぎり地平から顔を出しているはず。自分の影を頼りに丹念に探すと…ありました。トータル10秒ほど超低空に虹の頭頂だけ確認(左)。強調しないと分からないほど淡いのが残念ですが、理由は後で分かりました。実はよく見ると…色が逆なのです。位置も主虹にしては5度以上高い…。あぁそうか、これは副虹なんだと部屋に戻ってから気付きました。
雷雲は1時間もせず去りましたが、夕方にかけても空は面白かったです。時折雲間から金星が顔を出していました。17:30頃、太陽左に淡い幻日が見え始めました(右画像、左側のアンテナの右付近)。増える雲に負けず、1時間ほど見え続けていました。
(追記)何枚か撮れた副虹の撮影時刻を元に、虹の高さをシミュレーションしてみました(左画像・背景はStellarium)。上画像に写っている垣根の上辺がだいたい高度10度前後なので、副虹の頭頂で間違いなさそうですね。もっと高いところなら主虹まで見えたかも知れません。