今日の太陽2015/04/06

20150406太陽
久しぶりに午前中から空の半分ほど青空が広がりました。束の間の晴天だと思いますが、太陽を浴びることができました。午前中に一度太陽を撮影しましたがコンディションが悪かったので、13時過ぎに撮り直し。右の縁にプロミネンスが見えましたが、それ以外は穏やかです。やや明るい部分が中央右に出ていますね。

午前の雲は小さな鱗雲、午後は小規模の波状雲が目立ちました。太陽近辺には彩雲が見えましたが、かなり眩しくてうまく撮影できませんでした。夕方にはまた崩れて雨予報。向こう一週間は曇りや雨が続くようです。

花散らしの…雪!?2015/04/08

20100417桜と雪
何日も悪天が続いていますが、こうなると空の観察話もお届けできません。ということで気候の話をひとつ。知り合いから今日午前に届いたお知らせによると、茨城県南の一部で雪が降ったとのことでした。花散らしの雨や風は聞きますが、まさか雪とは…。確かに昨夜から気温が5度以下に留まり、かなり寒いことに間違いありません。

実は4月の雪、だいたい3、4年に1回程度は経験します。それも月初めなどではなくて、たいていは桜が咲いた後の中旬や下旬に降ることもあるので驚かされます。この記事の写真は今日ではなく、2010年4月17日のもの。近年の中では記憶に残る遅い雪でした。

20100417タンポポと雪
当時勤めていた職場(茨城県南地区)近くの公園で出勤前に桜を楽しんでいたのですが、この日はまさかの雪景色。深いところで2cmくらい積もっています。雪は朝のうちだけで済みましたが、散りかけた桜の花びらと雪が混じり合い、公園は悲しげな美しさに覆われていました。花を咲かせたばかりのタンポポも雪の中であっぷあっぷ。この時期のタンポポはまだロゼットから立ち上がっておらず、花茎が短いため不意の雪に埋もれてしまうのです。

茨城の人はこういう寒の戻りを予測しているのか、ゴールデンウィークまではコタツを片付けないご家庭も多いと聞きます。決してズボラなわけではありません、多分…(笑)。それでも毎年こんな4月ではないのですから、東北や北海道から比べたらずいぶん暖かいのでしょうね。

20100417桜と雪
4月5日に二十四節気の「清明」を迎え、太陽はスタート位置(春分)から15度回り終えました。でもまだ本格的な暖かさは少し先のようです。

束の間の夕日2015/04/09

20150409夕方
午前中は雲が多く、太陽はおぼろげでした。午後になると少し雲量が減り、短い周期で晴れたり曇ったり。結局自分が見上げた時間内では太陽面の観察はできませんでした。昨日ほどではありませんが、肌寒い一日です。

20150409幻日
夕方に病院から戻る道中、淡い幻日が見えました。自宅に帰ってすぐベランダへ行きましたが、残念ながら太陽が下がり、幻日はほぼ消えかけていました。右写真の矢印のところに辛うじて名残みたいな幻日が写っています。この他、とても淡い内暈や太陽柱らしきものも見えました。(※右写真はかなりコントラストと彩度を上げています。)

20150409夕方
30分ほどしてもう一度見てみると、太陽は壁のようにせり上がった雲に隠れていました。上のほうにはもう夕日が当たらなくなった尾流雲が暗い筋を作っていますね。やがて見えてきた金星や木星もおぼろげ。明日はまた雨が降るようです。

幻日位置比較
(追記)
幻日の様子が2015年3月17日と似ているので比較しました。おなじビルや電柱が同倍率で写り込んでいますので、これを基準にトリミングしています。撮影時の太陽高度が違うので幻日も高度差がありますが、見えている方位が明らかに違うのが分かりますね。これは23日ほど日にちが経って太陽の沈む位置が北寄り(画像右方向)になったからです。幻日が没する位置は太陽と共にずれていくのですね。

明け方の月に暈がかかりました2015/04/10

20150410明け方の月暈
昨夕から天気が少し持ち直し、星がチラホラ輝きました。日付が変わる頃から再び雲が出て、明け方には南空の月もおぼろげ。左は3時半頃の空。月にはっきりしない暈がかかっていました。画像上近くの星たちはへびつかい座の頭部あたり。いちばん明るいのはラスアルハゲです。

20150410moon_Stellarium
月の近くには球状星団M9がいるはずでした。この光景が見たかったのですが…。右はStellariumによる4時頃のシミュレーション。もっとも月は明るく星団は暗く、快晴でもこんな風に見えないですが…。