早朝の月と木星衛星相互食2014/12/15

20141215_27302月
早起きしてふたご座流星群を眺めながら月を撮影しました。ふたご群は活発だったようで、撮影の合間にチラ見していた程度でも明るいのを2つ捕らえました。月のほうも大気が安定していたのか、たまたまタイミングが良かったのか、もう顔がにやけちゃうほど美しい画像が撮れました。この数ヶ月内ではベストと思います。太陽黄経差は273.02度、高度は50度。やはり50度以上あると安定しますね。

今夜の見所はもうひとつ。三週間ほど前に起こった木星の衛星相互食が早朝に起こっているはずです。(実は昨日に星仲間から教えてもらうまですっかり忘れていました…。)今夜も前回と同じバターンで、ガリレオ衛星のイオがガニメデに隠される現象とのこと。惑星は撮り慣れてないのと適切な機材を持ってないため、あり合わせ+間に合わせの撮影です。衛星の並びだけでも分かってもらえるようがんばりました。現象は1時間以上続いたようですが、終了10-15分後に撮った拡大率の違う二枚の画像を載せておきます。イオとガニメデがまたお団子でした。

  • 20141215木星衛星相互食
  • 20141215木星衛星相互食

メモ:2014年現在、木星にはガリレオ衛星(4個)を含む67個の衛星が発見されています。
木星からの距離 … イオ < エウロパ < ガニメデ < カリスト
衛星の直径 … エウロパ < イオ < カリスト < ガニメデ
本日の光度 … カリスト5.7等  エウロパ5.3等  ガニメデ4.6等  イオ5.0等  木星本体-2.3等・視直径41.4"

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差252度以上、288度未満)
2015年春の木星や衛星、衛星食、相互食に関係する記事(ブログ内)

今日の太陽2014/12/15

20141215太陽
今朝は夜露が凍っていましたから氷点下だったんでしょうね。この時期、茨城県での太陽高度は最高でも30度ちょっと。地面が暖かくなる前に沈んでしまいます。関東は今夜から崩れる予報で、当県にも雪マークが出ています。

画像は10:30前の太陽。いくつかの黒点と小さなフレアらしきものが見えます。昨日あった大きなプロミネンスは無くなって、残骸が宙に浮いているのみでした。撮影時は割と大気は安定してましたが、風が強くなってきました。

崩れる空模様と暈、幻日2014/12/15

20141215内暈
午後になって、予報通り雲が出てきました。15:20頃の西空の様子です。空全体に薄い雲がかかっていて、空気は冷え冷えしていました。太陽回りに淡い内暈が見えます。北西の方はかなり雲が厚くなっていて、これから崩れてくる予感です。

20141215幻日
よく見ると左の幻日の位置あたりが明るくなっていて、できかけの幻日が見えました。少し左へ幻日環が伸びているのも分かります。右の幻日は目立っていませんでした。淡くて見逃してしまうような光たちです。