明け方の水星/ダイヤ筑波マップ公開2014/11/03

20141103水星
二日前の11月1日に水星が「西方最大離角」を迎えました。明け方の空で太陽の西側(右上)へ最も離れたということです。この「最大離角」の時期を狙えば、普段なかなか姿を拝めない水星を見ることができます。今回の最大離角は今年の明け方の中では一番条件がいいそうです。

左の画像は今朝5時半頃にとなりの垣根から出てきた水星を撮ったもの。もう十分明るい時間ですが、とてもよく見えました。しばらく眺めていたらどんどん雲が増えてしまったのですが…。

20011002筑波山
ところで11月1日に「ダイヤモンド富士山マップ」を公開しましたが、同じ考えで「ダイヤモンド筑波山マップ」も公開しました。地元や近県の方しかお分かりいただけないと思いますが、筑波山とは茨城県にそびえる美しい孤立峰(右画像)です。ふたつの山頂があるため、ダイヤモンドの状況も富士山とはまた違うのです。お近くの方、ぜひマップをご利用ください。


※時期に応じて二種類あります:
ユーティリティ:ダイヤモンド筑波山マップ(冬至→夏至)
ユーティリティ:ダイヤモンド筑波山マップ(夏至→冬至)

※簡単な解説はこちら:
ユーティリティ解説:ダイヤモンド筑波山マップを描く

今日の月(夜)、太陽も添えて2014/11/03

20141103_13514月
太陽黄経差135.14度、夜21:25頃の月です。撮影時の高度は約52度あまり。晴れ予報の割にずっと雲が多かった一日でしたが、夜になってもまだ雲があります。時折ぱーっと晴れるのですが、望遠鏡を向けると空気が乱れてているのが分かり、水底から月を見ているよう。でも、空気が引き締まる中に丸い月が高いところから街を見下ろすようになると、冬を実感できるのです。

20141103太陽
雲間から昼の太陽も撮っておきました。黒点はなくなりましたが、記念に小さく置いておきましょう。月と、どちらがハンサムかな?取りあえず今回のシリーズはおしまい。また面白い表情見せてくれたら撮ってあげるからね。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差108度以上、144度未満)