明るくなったクリムゾン・スター2014/10/25

20141025うさぎ座R
明け方にはもうオリオン座が南中を過ぎつつありました。もう2ヶ月もすれば夕空を飾るのですから、あたりまえですね。そのオリオン座の足下に小さな可愛らしい「うさぎ座」があります。そしてその一角にあるのが、ウサギの目に例えられそうな「クリムゾン・スター」と呼ばれる真っ赤な星です。

このクリムゾン・スターは変光星で、400日以上の日々をかけて明るさが脈打つように変わります。今日あたりはいちばん明るいということなので、記念に撮ってみました(▲印の星です)。右下の同程度の明るさの星は5等星。でもクリムゾン・スターが一番暗くなると、画像内の最も暗い星になってしまいます。画面で見ると何でもない星なのですが、数ヶ月おきに眺めるだけでも緩やかな宇宙の息吹が感じられますね。

活発に活動する太陽2014/10/25

20141025太陽
今日の午前中は、太陽専用の望遠鏡で撮影してみました。白黒です。黒点周りの活発な活動の様子が分かりますね。チープなシステムでお手軽撮影のため専門家に笑われちゃいそうな画像ですが、それなりに色々見えています。相変わらず大きな黒点周りは元気ですね。

中央左上のムカデのようなのが、このところずっと見えていました。これは「ダークフィラメント」といいます。太陽周囲にもこっとした炎のようなもの(プロミネンス)が飛び出していますが、これが太陽表面に回ってくると、なぜか暗くなってダークフィラメントとして見えるのです。きっとここには何日も続く大きな炎のループがいるのですね。