大きな太陽黒点のその後2014/10/24

20141024太陽黒点
明け方10度を下回っていましたが、良いお天気のおかげで気温がどんどん上がります。でも正午で20度行かないくらい。昼前の時点で少し雲が出ていますが、その前に太陽を撮ることができました。(諸事情でちょっとシャープさに欠けています。)

画像は天の北を上にしました(註:文末の補足参照)。例の大きな黒点はもう中央を通り過ぎていますね。(右へ右へと進みます。)あと5、6日で見えなくなるでしょうか。今日は太陽メガネ+肉眼でも文句無しに見えます。こういうときに色々実験してこどもたちへの教材を作れるといいのですが…。

そうそう、今日はこの太陽ふたつ分ほど上に金星がいます。「外合」という時期を迎え、今後は宵の明星に切り替わります。実際の宵に見えてくるのは年末頃でしょうか。ついでに今日は「新月」で、この太陽のすこし左に月があるはずです。三日経てば夕方に三日月が見えてきますね。

今日の新月は、北アメリカ、カナダ付近で部分日食を起こしました(日本時間で24日朝6時前後)。例えばサンフランシスコでは午後のひとときに部分日食が全過程楽しめましたし、ワシントンでは超低空でほんの少し太陽が欠けたまま沈んでゆく様子が眺められたことでしょう。次に日本で部分日食が見られるのは2016年3月9日10-12時頃です。

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20141024太陽自転軸
(補足)ちょっと気になったので付記します。撮影時の太陽自転軸は左に26度近く傾いています。右図青線の方向です。やはり中央を通り越していますね。この方向を上下方向にしたほうが分かりやすいですね。