環が明るくなってきた土星 ― 2025/07/19
昨夜から今朝は巻雲が残る夜空。でも前夜よりは晴れ間が多くなりました。左は明け方3時過ぎの土星。シーイングがそこそこ良かったけれど、薄明が進むにつれて少し悪化しました。
右上の衛星はタイタン。11時間前(18日16時JSTごろ)から5時間に渡りタイタンの影が土星本体を横切りました。そのころ土星が見えたハワイやアメリカ西海岸で楽しめたことでしょう。Astro-Binなどにも投稿があるようです。
今期最後のタイタンの影通過は10月6日UTですが、日本から見えるチャンスはありません。15年後もありません。30年後の2054年(環の消失期)夏から冬にやっと見えそうです(夜見えるのは7月30日が最初、8月15日、8月31日、9月16日…と続き、翌年2月22日が最終)。長生きしましょう。
見かけの大きさが少し大きくなりましたが、それ以上に環の明るさが急に増したなぁと感じました。試しに、シーイングが良かった6月28日撮影画像と比較したのが右のGIF画像。拡大率は変えず、本体の明るさのみ極力揃えてみました。タイタンのあるほうが今朝。いかがですか、視直径の差、環の明るさの差、わっかりますか?この間、土星の環から見た太陽高度は約0.39°上昇し、それに応じて明るくなったんですね。
下弦を過ぎた月が土星を離れ、金星に近づきつつありました。ペルセウス座が中空に輝き、後を追うぎょしゃ座の五角形も高くなってきました。どんどん季節が過ぎてゆきます。
右上の衛星はタイタン。11時間前(18日16時JSTごろ)から5時間に渡りタイタンの影が土星本体を横切りました。そのころ土星が見えたハワイやアメリカ西海岸で楽しめたことでしょう。Astro-Binなどにも投稿があるようです。
今期最後のタイタンの影通過は10月6日UTですが、日本から見えるチャンスはありません。15年後もありません。30年後の2054年(環の消失期)夏から冬にやっと見えそうです(夜見えるのは7月30日が最初、8月15日、8月31日、9月16日…と続き、翌年2月22日が最終)。長生きしましょう。
見かけの大きさが少し大きくなりましたが、それ以上に環の明るさが急に増したなぁと感じました。試しに、シーイングが良かった6月28日撮影画像と比較したのが右のGIF画像。拡大率は変えず、本体の明るさのみ極力揃えてみました。タイタンのあるほうが今朝。いかがですか、視直径の差、環の明るさの差、わっかりますか?この間、土星の環から見た太陽高度は約0.39°上昇し、それに応じて明るくなったんですね。
下弦を過ぎた月が土星を離れ、金星に近づきつつありました。ペルセウス座が中空に輝き、後を追うぎょしゃ座の五角形も高くなってきました。どんどん季節が過ぎてゆきます。