昨夜の木星と火星2025/01/26

20250125木星
昨夜から今朝は良く晴れました。前夜の雨がまだ地面に残っていたので湿気が心配でしたが、透明度はあまり落ちていません。ただ、明け方はそこそこ霜に包まれました。

このところ暖かな夜が多かったけれど、今朝方はしっかり零下。そのせいか上空もすっかり冬に逆戻りのようで、シーイングは酷いものでした。隙間時間に木星と火星を撮ったものの、モニターでは細部の模様が全く見えず、丸いはずの外周もブヨブヨ。

木星は赤道帯の模様など壊滅的です。大赤斑の中の渦も見えません。NTZの明るい点は大赤斑の経度を越しました。18日の撮影では大赤斑の90°ほど手前でした。どこまで進むのでしょうか?

20250125火星
火星は右端に子午線湾(アリンの爪)が見えてきました。酷い大気の割に模様がそこそこ写ってくれたものの、縁のスタックエラーが酷いです。アラインメントポイントを毎回ずらす設定なのに、動画ごと同じ場所でアーティファクトが出てます。自然現象上はあり得ないことなので、どうにもスタックソフトのロジックが怪しい。

恒星でピント合わせの時に気が付いたのですが、シーイングが悪いときって、ピントがズレる時間が多いんですよね。変形(位置ズレ)も気になるけれど、ピントが前後する影響は深刻。これはスタックじゃ救えません。暖冬の傾向とのことだけれど、しばらくは冬と春とが行ったり来たりするでしょう。なんとか良い空に巡り合いたいものです。

今日の太陽2025/01/26

20250126太陽
ぱっとしない天気だった昨日から一転、昨宵から快晴になり、今日も朝から良く晴れています。北寄りの風がやや強まりました。

20250126太陽リム
左は9:40ごろの太陽。活動領域13961の黒点もそろそろリムに到達。黒点界隈は一気に寂しくなりますね。いっぽうダークフィラメントはあちこちに見え、右上と右下リム、それに左下リムそれぞれに立派なプロミネンスも。波しぶきのような右上のものは、許されるなら何時間でもずっと観ていたい感じです。