昨夜の火星と木星2025/01/24

20250123火星
昨夜から今朝は目立った雲がないのに4等星も厳しいくらいの透明度。高度40°くらいまで白っぽさが目立つ夜空でした。でもまぁ惑星は煌々と輝いていたので、望遠鏡を向けてみました。

衝から一週間経った火星。目で見て分かるほどでは無いけれど、視直径はわずかに小さく、明るさも若干減っています。一週間前は平野ばかりでツルッとしていましたが、昨夜はマリネリス峡谷や太陽湖が正面、オーロラ湾やアキダリアの海が右側を占め、黒さが目立つ領域へ移りつつあります。南極域には雲がかかっているようですね。オリンポス火山やタルシス三山も左上に見える時間ですが、大気が細かく揺れていて捕らえられません。同じ時刻なら、もう一週間経つと子午線湾、更に一週間経てば大シルチスが正面です。模様が見える火星は萌えますね。少し経ったらまた見てみましょう。

20250123木星
火星の前に、南中を迎えつつあった木星も観察。またもや大赤斑が見えるタイミングでした。今期は異様なほど大赤斑と縁があるなあ…。9月以降だと8回観察した中で6回は大赤斑側でした。意図してやっている訳では無いんだけれど。

火星同様、昨夜の木星も細部が見辛い状況でした。それでも画像では大赤斑の中の渦やEB内の複雑な模様、NTZにある異常な模様など確認できます。2年前頃に比べてNEBが太くて一様になってるのも気掛かりです。木星の視直径もどんどん小さくなってますので、冬は辛いなどと言わず観察を続けたいと思います。ところで今年の大赤斑経度は今年初め時点で65-66°あたりでいいのかな?

今日の太陽2025/01/24

20250124太陽
昨夜に続き今日朝からも透明度が落ちた空。一応快晴ではあるもののパッとしません。風は無く、気温も13度以上まで上がっています。今夜は雲が多くて雨が降るかも知れない予報。

20250124太陽リム
左は10時過ぎの太陽。活動領域13959の黒点はリムぎりぎりで見辛いです。13961の大きな黒点を太陽観察グラス+肉眼で見てみたのですが、あるような、ないような…。左半球の活動領域が無くなってしまいました。プロミネンスも寂しくなりました。