夕空に極細月、金星、木星が並びました2023/02/21

20230221_夕月
左は今夕の西空で見つけた極細月。どこにいるか分かりますか?実際は空が明るくて、この画像よりはるかに見づらいものでした。

昨日新月でしたから、今日は初月でなく二日月。撮影時の太陽黄経差は14.98°、撮影高度は8.07°、月齢1.07、左右を水平にしています。2022年4月3日記事に書いたように、今年の新月後のなかで新月当日や翌日の極細月が見やすいのは3月22日、5月20日、7月18日。ぜひ挑戦してください。数年後に控えている「夕方の水平月シーズン」は更に見やすくなるでしょう。

左上の微かな月を元にコントラストを上げたものが下A画像。色調がギトギトになってしまうため彩度を大きく下げてあります。5時方向、月縁が途切れたように見える大きなクレーターはネイピア(ネパー/Neper)。こんな細いのに存在感がありますね。もう少し解像すればゴダードやハッブルのクレーターが見えるはずですが、今夕はこれが限界。

夕方全景は下B画像。天気が悪くて二日間見えなかった間に金星と木星がかなり近づきました。電線の間に月も写っていますよ。A画像の月は一番上の電線にかかる前に撮影したものです。明日22日夕方は月と金星がすぐ近くに並び、どう切り取っても、地上風景と一緒に撮っても絵になること間違いなし。楽しみですね。

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    A.21日の夕月
  • 20230221_夕空

    B.21日夕方の西空


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