強風のなか、月を眺める2022/03/07

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昨夕から今朝にかけて、よく晴れていました。ただ、昼間に負けないくらい強風(風速6m/sから8m/s程度)が続き、とても望遠鏡を出せる状況ではありません。風を避けつつ、宵空に輝く月を窓際から眺めて過ごしました。

左は6日18:20頃の撮影で、太陽黄経差は約44.93°、撮影高度は約33.14°、月齢は3.66。上方向を天頂にした撮影で、弦傾斜は約19.09°。奇しくも前日とほぼ同時刻の撮影でしたが、弦傾斜はごくわずかに昨夕のほうが横倒しです。

ズームカメラのみの撮影の上、シーイングが乱れまくっていてシャープではありませんが、危難の海や豊かの海のシワなどがちゃんと分解していますね。画像やや左寄りの大きなペタヴィウス・クレーターの中を走るペタヴィウス谷らしき影が見えています。

やたら主張していたのが危難の海のすぐ西(画像では上側)に明るい点状の地形が見えたこと。これはノイズではなく、マクロビウスE・クレーターの東にある山頂付近が光っていたようです。リム沿いも丁寧に見てゆくと結構光っている地形がありました。

今日の太陽2022/03/07

20220307太陽
一晩上吹いていた強風も、朝から次第に落ち着いてきました。いっぽう巻雲が徐々に増え、午後は結構厚ぼったくなりました。極端に寒くなったわけでもなく、梅の花は七分咲きといったところ。

20220307太陽リム
左は10:50頃の太陽。活動領域は昨日と変わりません。南半球、右の大きな黒点12959と左の大きな黒点12960の間に、ぱらぱらと細かな黒点が発生しています。

プロミネンスやダークフィラメントは今日も絶好調。特に左下の巨大なものは光球内深くまで連なっていてすごい!