今日の太陽と黄砂の飛来2022/03/05

20220305太陽
昨夜から今朝は曇り時々にわか雨、のち時々晴れの目まぐるしい天気。二十四節気の「啓蟄」を迎えた本日は朝から晴れて虫も蠢き出しそうですが、かなり強い南西の風が続いています。午後は7m/sを越えており、近くのアメダスポイントの15時時点の日最大風速は8.2m/s。関東の春一番の定義ぎりぎりと言ったところですね。※東海と関東に春一番が吹いたと気象庁から発表がありました。

20220305太陽リム
左は10時過ぎの太陽。活動領域は昨日に同じです。中央付近に固まっている12957・12959・12961の発達がとてもおもしろいですね。かなり細分化されているようです。また左下の12960の黒点群も細かな部分が見えてきました。左上リム近くの白斑領域にも極小黒点があるようです。

本日は本年初の黄砂飛来も確認されました。15時時点では高松・広島・福岡・鹿児島(視程を観測している地点のみ)の4ヶ所ですが、九州・中国地方に広く分布しているようです。ちなみに関東にも届いているんじゃないかというくらい、当地・茨城の空も汚れた色に霞んでいます。

下は地球観測衛星Terraによる昨日と今日の画像(NASA-WorldViewより引用)。昨日は黄海付近まで届いていた黄砂が、本日は日本まで到達した様子が分かりますね。また朝鮮半島沿岸の火災と思われる煙が二列、日本まで来ています。各種ニュースに取り上げられている慶尚北道・蔚珍の森林火災のものと思われます。衛星画像をたどると、この火災は遅くとも昨日正午までに発生していました。煙と黄砂のダブル・コンボは嫌だなあ…。(+花粉+コロナウイルスのクアドラプル・コンボ!?)

  • 20220304黄砂

    2022-03-04
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