久しぶりにきれいな虹が見えました2021/05/30

20210530夕方の主虹
午後になると関東各地に小さな雨雲が発生、みるみる大きな雷雲へ発達しました。夏によく見られるゲリラ豪雨のパターンみたいです。当地・茨城県南も17時台を中心に小雨が降りました。幸い雷雲は北と南に避けて進んでくれたようです。

雷鳴が聞こえる西空をしばらく眺めていたのですが、日が差してきたのでなにげに目で追うと、東側に見事な虹が見えるではありませんか!雲の移動が早かったので見晴らし良い場所へ移動するうち消えてしまいそうでしたから、自宅に留まって二階の窓から観察しました(左画像)。

20210530薄明光線
雲の移動や雨の濃さに応じて虹全体が歌を歌うように濃くなったり薄くなったり。20分ほど見えていたから、長いほうでしょう。これだけ長く見ていると虹の高度変化が実感できます。運良く隣家の屋根や電線、公園の木々が定規代わりになってくれたため、しっかりと高さが変わる様子を確認できました。

西空低空は引き続き雨雲が進行していましたが、上空は美しい薄明光線で埋め尽くされていました(右画像)。

雨の範囲は比較的狭く、斑もあったのですが、ごく一部に副虹が見えました。下A画像は強調処理を施したもの。緑楕円のところに副虹がありますね。肉眼でも分かりました。主虹がいちばん明るくなったところには過剰虹も確認できました。下B画像も強調処理を施しています。主虹の太さは約2°ですが、一番内側が紫で終わらず、更に内側に緑→紫、一部は更に3重目の緑まで繰り返しています。これが過剰虹。雨粒直径が綺麗に整っていると全周3重目くらいまでくっきり見えることもありますよ。久しぶりの主虹で幸せ気分…。

  • 20210530主虹と副虹

    A.主虹と副虹
  • 20210530過剰虹

    B.過剰虹


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